東日本大震災復興は遅々の様だ。

我が白鳥秋葉神社拝殿の屋根が雪害から復旧した。

この拝殿は、おん歳、81歳である。

昭和9年の生まれ。

大東亜戦争、伊勢湾台風、56豪雪等の風雪に耐えて来た。

寄る年波には勝てず、材質は老化していた。

そこに空前の豪雪が襲いかかった。

今年の雪は、例年になく、重く、そして粘かった。

屋根雪を滑り落とす気力も失せたようだった。

軒先が見事に折れ切った。

 貧乏神社に財力はない。

安く上げる為、総代衆の労力をあてにした。

幸いにして、総代の中に大工さんが二人いた。

皆が手伝うからと、これを口説いた。

流石プロ、手元も良く働き、どんどん進んだ。

壁も、中は土壁、表面は白の漆喰。

これも81年頑張ったが、浮いていて剥げ落ちた。

ここにも、左官の名人がいた。

一人で、見事塗り替えてしまった。

足場の組みばらしは、鉄骨建築経験者がいた。

産廃となる古いトタン板は、屑鉄商に預けた。

古い木材は、正月に神社で焚く、篝火の薪にした。

唯一、屋根葺きだけは、地元の専門店に頼んだ。

着工前の安全祈願、工事の完成神事は、当然自前。

81年目の棟札に並べて、今回の棟札も納めた。

これには、事の顛末を書き、参加者の氏名を記した。

紙に書いたのをラミネートして消えない様に工夫した。

何年後かに、誰が開けるか知らないが、楽しみだ。

あの世から、見させてもらおうぜ!

     素晴らしい人達に恵まれた 寅次郎
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