土蔵囲い?何のこっちゃい?

土蔵の中に、妾でも囲っとくのかい?

 今回の古代ロマン、大和の国探訪の昼食。

大和の国は卑弥呼の故郷、日本発祥の地とも言われる。

加えて、そうめん発祥の地ともおっしゃられる。

知らんかった。

我々はソーメンと言うが、正式には“そうめん“らしい。

日頃食しているソーメンは主食とは思っていない。

二日酔いか、猛暑で食欲のない時の代用食位の感じだ。

ソーメンを食わせるのは、しもた屋風の食堂が相場。

しかしここ“そうめん処・三輪茶屋”は高級レストラン。

我々のソーメン感覚は、冷でつゆにつけて食べるが、

ここには“にゅうめん”と言って煮込んだものもあった。

具を入れて、薄味で仕上がっている。

横には柿の葉寿司2ヶと笹寿司1ヶにデザートは葛餅。

これを万葉御膳と称して税込み¥1,290也。

麺は三年もの土蔵囲いと言い、極細で腰がある。

御簾越に庭の見える部屋でこれを戴いたが、美味い!

そうめんは古い物が良いらしい。

かといって5年も10年も旧いのはダメとのこと。

2年から3年ものが最上らしい。

2年物をひねもの、3年物をおおひねものと称する由。

そうめんは出来てから梅雨を越すと蔵の中で醗酵する。

このことを“厄"と言うらしい。

厄払いと言うが、ここでの厄は、良くなると言うからややこしい。

麺を細くするのに、引っ張りながら細くする。

これは数年前、中国旅行でその実演を見た。

この技術、中国が先か、日本が先か?

その事は知らないが、大陸と繋がっているのは事実の様だ。

たかがソーメン、されどそうめん!

細くてしなやかで、腰の強いそうめんがうらやましい。

教養を身に付けに来たのに、栄養が先走っちゃった。

           土蔵にでもこもるか 寅次郎
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