桜で有名な福島県三春町にある臨済宗妙心寺派のお寺。

住職は芥川賞作家の玄侑宗久氏。

郡上にもご縁があり、講演にも来て頂いた事がある。

その時、氏の著書を求め“不二”の書を頂いた。

この度、震災復興支援で福島に桜の植樹に行く事になった。

その道中でもあるので、震災復旧にご熱心な玄侑和尚に願い出た。

お寺の境内に荘川桜を植えさせて頂きたいと。

どうぞお持ちくださいとのご返事。

 この時期、この街は桜見物で大渋滞だと教わった。

三春町役場で裏道を聞いてきなさいとのご親切。

寺の境内にも見事な桜が咲き誇っていた。

写真家があちこちで、三脚を広げている。

寺は現在、本堂の改修で混雑中。

玄侑氏は奥様も一緒に出てこられ、境内を案内して下さった。

奥様は郡上踊りにも来られて、すっかり魅了された由。

ここは田村一族の菩提寺である。

田村一族の先祖は坂上田村麻呂と言われる。

伊達政宗の正室・愛姫は田村家の出とか。

観音堂には十一面観音像が安置されている。

そこから見る、紅シダレザクラがビューポイント。

玄侑和尚と一緒に写真を撮らせて頂いた。

持参した桜の苗は、荘川桜。

御母衣ダム建設により湖底に沈む運命にあった桜の子供。

樹齢450年余のエドヒガン桜。

湖底に沈む、光輪寺、照蓮寺の境内にあった桜。

当時、老木ゆえ移植は無理と言われたが、見事に復活した。

お寺の境内にあったご縁と、復興、復興を願っての植樹。

玄侑和尚は、後日、良き場所を選んで植えると言われ、お預けした。

山門から庫裏へ向かう小道につくばいが置かれていた。

“吾唯足知”の文字が、口を中央にして円を成していた。

お忙しい中、お相手をして頂き有難うございました。

           知足を忘れがちな 寅次郎
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