吉田寅次郎が自宅謹慎の部屋が三畳半。

狭いようだが、一人で学ぶにはこれで十分。

“起きて半畳、寝て一畳、天下取っても二合半”

信長が言ったのか、秋山好古が言ったのか?

いい言葉だ。

寅は、三畳半に縁がある。

高校三年間、ねぐらは三畳半だった。

祖父の家に居候の身だった。

祖父は俺の為に、三畳半の下屋を作ってくれた。

全て自分で作ってくれた。

つり棚に寝具を置き、入り口に机を置いた。

勉強するには、これで十分だった。

結構友達も遊びに来て、愉快に談笑もした。

食事とトイレは母屋のほうだった。

そして10年前、終の棲家を建てた。

この時、又しても三畳半のねぐらを造った。

作り付けの本棚と机とクローク。

この庵の名を“酔虎庵”と名付けた。

俺の城である。

テレビ、ラジオは置かず、パソコンは2台。

ここで酒を舐め舐め、愚考を巡らす按配。

奇しくもNHK大河ドラマで三畳半の謹慎部屋が出て来た。

そこに住むのが、寅次郎だと言うから・・・。

何か、とても他人とは思えなくなってきた。

人間の出来具合は月とすっぽんだが・・・。

体制に逆らうところあたりは似ているかな?

又一つ思い出した。

寅の祖父は瀬木為助改め昭元と称した。

杉寅次郎≒瀬木寅次郎~すとせの一字違い。

松蔭(しょういん)≒昭元(しょうげん)~これも一字違い。

やはり親戚だ。

          晩年が怖い 寅次郎
sannjyohan

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