白鳥町の東海北陸自動車道脇にさくらの公園がある。
その名を“西ヶ洞公園”と言う。
この公園を、ここまで育て上げたのは、地元の有志である。
10年前、郡上市の許可を得て、公園造りが始まった。
面積30,000m2にさくらの苗木を600本程植えた。
苗木は大半自費で賄い、自分達で植え、育て、管理して来た。
ようやく、ほとんどのさくらに花が付き、美しくなってきた。
一部には芝桜も植えて、深紅の絨毯が見事である。
高速道路に隣接する所から、将来的にはサービスエリアをも考えた由。
白鳥町は太平洋と日本海をさくらで結ぼうと、夢見た源泉地である。
ところが、白鳥町内に、これと言ったさくらの名所がない。
この公園が、白鳥を代表する、いや郡上市を代表するさくら名所と期待した。
ところが、である。
この広場に、太陽光発電のパネルが敷き並び始めた。
おまけに、さくらが邪魔だと、52本程を切り倒した。
詳しくは知らないが、いや知らなくてもいい。
郡上市が発電企業者に土地を貸し、許可を与えたと聞いた。
発電された電気は、企業が中電に売り、利益を上げると言う構図。
郡上市もタダの公園より、土地代の入る方を選択した様だ。
市は経済逼迫の折り、少しでも収入が入ればと思ったのは必然か。
例えばサービスエリアにして、そこからの収入は考えらなかったのか?
簡単な話ではないかもしれないが、その方には夢がありそうだ。
手っ取り早く金が入る・・・如何にも近視眼的だ。
淋しさを禁じ得ない。
郡上のさくら守・佐藤良治氏が夢見た事を逆なでしている様で。
“さくらの花咲く下で、みんな仲良く暮らせるよう”と彼は言った。
利益の上がる事ならば、安っぽい文化なんざぁ、踏みつぶしてもいい。
こんな感じさえ受けるが、違うだろうか?
世の中、成長、成長の大合唱・・・アベノミクス最優先の感。
自費をはたき、さくらの園を夢見た佐藤良治氏の二代目とも言える人達。
この人達の心こそ、今の時代に最も必要なモノじゃないかと思うが・・・。
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