古希を過ぎて7人目になった。

中学の同級生は当初140名位だった。

それが、現在は120名となった。

今後、加速度的に増えて行くのだろう。

今日は親友の奥さんの葬儀だった。

この夫婦は、共に同級生同士で仲が良かった。

彼女は良家のお嬢さん。

お転婆で、頭は良く、才媛であった。

お喋りが大好きな彼女が、同級生で一番寡黙な男を選んだ。

この絶妙なバランス! 神は粋な計らいをした。

44年の結婚生活で、不協和音を聞く事はなかった。

奥さんはなかなかの酒豪で、よく一緒に飲んだ。

趣味も多彩で、晩年は絵手紙をやっていた。

一昨年頂いた手書きの年賀状は、今も小さな額に入れている。

“はひふへほの人生”と題し、パンジーの絵を添えている。

夫婦でジョギングをやり、全国あちこち、歩いた由。

 斎場で最後の別れをして、焼却の炉に入る。

喪主の彼が、荼毘の火を付ける。

愛してきた人を焼くのである。

しきたりとは言え、何とも残酷な場面に思えて仕方がない。

死とはそうゆうモノなのか?

許されるならば、やりたくない役である。

今朝の朝刊、運勢欄に二人にぴったりに事が書いてあった。

二人は同級生、辰年である、その辰年蘭に、

“愛は不死である。たとえ肉体は滅しても愛として生きている”

彼女は亡くなる数日前、渾身の力を振り絞り彼に話したと言う。

“お迎えが来ました、逝きます、本当に有難う!”と手を握り・・・。

後、数日は目を閉じ、無言であったと・・・・。

             はかない! 寅次郎
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