堤防散歩の途中で、強い生命力を見た。

大きなクルミの木の枝が、途中で裂けている。

直径は15cm位であろうか。

この冬の、重い雪にやられたのであろう。

廻りに、若葉が出始めて、目立つようになった。

枝がパックリと口を開けた様に裂けている。

真っ二つに裂けているが、生きている。

その証拠には、裂けた先が若葉で覆われ出した。

養分は、上下に分かれた中を通っているのだろう。

人間の足や手は、真っ二つに裂けたら、その先はダメだろう。

だがこの木は、へこたれない。

百人一首・崇徳院のうたを思い出した。

“瀬を早み 岩にせかるる滝川の 割れても末に、逢わんとぞ思う“

この木、途中は割れてしまったが、先は一本で健在だ。

割れても末に、花咲こうとしている。

離婚したが、同じ人と再婚した様なものか?

別れたら、別の枝にくっつこうとする人間社会とは違う様だ。

             逞しい生命力に敬礼! 寅次郎
「ぎゃくてんの寅」-sakeru

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