祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらわす。
おごれる人も久しからず、 唯春の夜の夢のごとし。
水谷塾が“平家物語”を取り上げた。
源氏物語は貴族文学で、当時、庶民の目にふれる事はなかった。
平家物語は庶民文学で、琵琶法師が弾き語りで庶民に語った。
作者は徒然草の吉田兼好が、後鳥羽院時代の信濃前司行長だと言っている。
その他、諸説あるようだが、詳細は不明。
今、歴史は、その時の事象だけでなく、そうなった背景を探るのが世界の流れとか。
そこで、先般訪れた、中国山西省から講義は始まる。
中国には、土着の漢民族と、その周辺から集まってきた鮮卑族が居る。
鮮卑族は山西省の北部から入り、北魏(西暦400年前後)を造る。
今回訪れた雲崗の石窟もこの時代に彼らが造ったもの。
仏教の聖地の一つ、五台山を中心とする仏教建築、仏像は、やがて日本に伝わる。
又、日本からも、多くの僧がここを訪れ、修行をしている。
建物では、宇治の平等院などは代表的なものとの事。
時代は、藤原の貴族政治から、平家の武士政治に入ってゆく。
平氏は海の武士団と言われ、海外貿易を盛んに行っている。
従って、平氏には鮮卑族の血がかなり入っていると言われる。
今回訪れた、山西省は平家とは無関係とは言い切れない。
これを前段に、水谷塾第一回は「殿場闇打ち」の話から入る。
清盛の父、重盛が下級武士から初めて殿場人になり、いじめにあう場面。
「伊勢平氏は、すがめなり・・・」と。
すがめとは、目の眇めと、酢を入れる瓶の意をかけていじめた。
ここを阿吽の呼吸で乗り越える物語り。
冒頭の“祗園精舎の鐘の声・・・”は全体を表現しているとして、後から付けられたものとの解説。
大河ドラマの中の“信西”は僕のイメージとは違うと、水谷先生。
テレビをぼんやり見ている寅とは、やはり次元が違う。
TVで無駄な時間を費やすこと、唯春の夜の夢のごとし? 寅次郎
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