満一歳の誕生祝い「一升餅」

我が家の慣例行事の一つになっている。

一升の鏡餅を風呂敷に包んで背負い、歩かされる。

鏡餅の重さは≒2kgである。

無事に一年が過ごせ、この先も健やかに成長を、と願う儀式。

各地に様々なやり方があるようだ。

歩いた先に、そろばん、筆、一万円札を置いて選ばせる。

選んだモノによって将来を占う。

そろばんは商人、筆は芸術家、一万円札は金持ちとか。

又、転ぶと、将来遠くへは行かないと言い、無理に転ばせるとか。

歩く時に祖父母は祝い唄を歌う所も。

「鶴は千年、亀は万年、浦島太郎は800年、

   家の凌太郎は万万年、さあ踏め、さあ踏め!」と。

長男(幹太)の時は立ったが、後ろにひっくり返った。

始めての孫(大河)も同様、後ろに倒れた。

昨晩、三番目の孫(凌太郎)が挑戦。

この孫は現在、1m位をよちよち歩ける。

おそらく、前の二人と同じ状況だと想定した。

餅を背負い、母親に支えられ、立ち上がった。

後ろに倒れず、しゃがみこんでしまう。

泣き出したが、かまわず続行!

はた目には“いじめ”にも見える。

4回目頃に、2,3歩、歩いた!

大歓声!「やったー!」

だが主人公の孫は、大粒の涙で大泣き!

母親の胸に倒れ込んだ!

ほかの孫達家族も集まり、ハッピーバースデー!

この先もどんどん一升餅を背負う孫が生まれてほしい!

這えば立て、立てば歩めの親心・・・。

        至福のひと時であった 寅次郎
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