この湯は、古く、清少納言の枕草子に出てくる。

「湯はななくりの湯、有馬の湯、玉造の湯」と詠われ、日本の三名泉と。

三重県榊原温泉がその「ななくりの湯」である。

今回の遠征は、そこに草鞋を脱ぎ、二日間の戦いであった。

初日は名門“津CC”

ジャンボ尾崎の設計監修したコースで、TVにもよく出てくる。

ジャンボらしく、豪快の中にも緻密なレイアウト。

アリゾンバンカーが多くあり、梯子が掛っている所も数か所あった。

ここにハマり、9打叩いて、あえなく脱落してゆく者あり。

二度と来たくないと言う者と、リベンジを誓う者と、半々。

久々に骨のある、本格的なコースとの出会いであった。

ちなみに、100を切りし者は二人、それも98である。

クラブハウスもどっしりとして名門を感じさせる。

入り口には、等身大の裸婦像が迎えてくれる。

ゴルフ場には裸婦像、裸婦画が多く見られるが何故だろう?

二日目は榊原温泉GC.

ここはホワイトシャークこと、グレグノーマンの設計監修。

池が綺麗に配置され美しい。

津CCが荒々しい男性なら、榊原はスラリとした淑女を思わせる。

コースのうねりも、女体の滑らかな線形を思わせ、挑戦意欲をかきたてる。

綺麗な花にはトゲがある。

安易に近寄った者は、やんわりと蹴られ、奈落へ。

前夜、早く寝たまじめ組を、この淑女は嫌った。

夜遅くまで、酒を喰らい、カラオケで蛮声を張り上げた者が認められた。

このコースは淑女の顔をした、娼婦だったのか・・・。

その魅力は充分であった。

20年の春~淡路島・姫路、21年春~富山・かんぽの宿、

 そして22年春~ななくりの湯。

近年の春はことごとく、土建屋・寅次郎が制覇している。


            名を“春野・寅次郎”と改めるか。

「ぎゃくてんの寅」-sakakibara

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