親戚で、自分より若い男の死に立ち会って、いろいろ考えさせられた。

それより一週間ほど前に、お袋が雪に滑って骨折をした。

精密検査をすると、内臓にも不都合が発見された。

92歳になり、認知症が時々出てくるようでもある。

環境が少し変化したのか、異常行動も見られる、と看護婦さんの言。

そんな事もあり、病室がナースステーション近くになった。

4人部屋である。

その中の、お一人のベッドは檻になっている。

ベッドに坐っておられて、一点を見つめて動きはない。

人形のようで、全く無表情である。

植物人間と言われる人は“意思はなく動けない人”と言う認識を我々は持っている。

認知症と言われる人は、正常な意思はなく、異常行動を起こす人とも言われる。

不見識な表現となるが、植物人間に対して、動物人間となるのか?

だから、檻が必要になるのか?

やむおえない処置なのだとは思うが・・・・。

人間の生きると言う事は何なのか?

人間の尊厳とは何なのか?

自分も近い将来、この状態にならない、と言う保証は何もない。

檻の中の人と、旅立った同世代の男を看取って、複雑な思いになった。

自分の終盤も、ハッキリさせておかないと・・・。

       心が凍りつき、しばし動けなかった 寅次郎

「ぎゃくてんの寅」-ori


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