藤井孝男参議院議員の新年互礼会に出席した。
今年も又、お偉い方々の、中身のない、紋切り型挨拶の羅列かと、席に着いた。
が、違った。
いきなり「海の武士道」なる映像から始まった。
物語は太平洋戦争初期。
日本はインドネシア・ジャワ島近海で勝ち進んだ。
その時、駆逐艦“雷”はイギリス海軍将兵400余名が、漂流しているのを発見。
工藤俊作艦長は危険をかえりみず、彼ら全員を救助した。
そして彼らに英語で「諸君は英国のために勇敢に戦った、私は英国海軍を尊敬する、本日から諸君は、日本海軍のゲストである」と健闘をたたえ、丁重にもてなしたという。
救助された将校の一人、サムエル・フォール氏(89)が20年12月に来日。
埼玉県川口市にある、工藤俊作氏の墓前に参拝。
「自分が死ぬ前に、どうしても一言御礼を言いたかった」と。
完全に殺されると思って、中には自殺を試みたものもあったという。
当時、米軍などは漂流者を容赦なく、機銃掃射をしたという。
“闘いはフェアーでなければならない”と言う武士道が、彼らを救った。
戦後、工藤艦長は、何も語らず世を去った。
サムエル・フォール氏が、この事を世に出して、初めて分かったと言われる。
平成20年12月7日、工藤俊作艦長をしのぶ墓前祭が、埼玉県川口市で行われた。
その実行委員長が平沼赳夫氏で、実行委員長代理が藤井孝男先生なのである。
その席上、藤井先生は「不幸な戦争の中でも、相手を互いに敬う気持ちを忘れなかった史実を後世に伝えたい」と語られた由。
日本人が忘れてしまっている“日本人の心”を他国の人に教えてもらったのだ。
約20分の映像であったが、素晴らしいものを見せていただいた。
先生の根底に流れているものは、天皇を敬い、大和心、武士道を守り、そして闘いがすめば“ノーサイド”のラグビーをこよなく愛するジェントルマンなのだと、今にして知った。
その後の、偉い人の挨拶は、何も頭に入らなかった。
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