月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。

俳聖芭蕉は今から320年前の5月16日、江戸深川をスタート。

“奥の細道”の旅に出た。

芭蕉は旅立ちに際し、不要となった家を他人に譲っている。

その家は自分一人が住んでいたが、後に入った人は夫婦子供連れであった。

そこで「草の戸も 住み替わる代ぞ 雛の家」と替わりゆく我が家を詠んで旅立つ。

日光~福島~仙台~松島~平泉~山寺~酒田~新潟~金沢~山中~敦賀~大垣

全行程2,106kmを141日で歩き、10月4日に大垣に着いている。

結びの地で「蛤の ふたみにわかれ 行く秋ぞ」と詠んでいる。

 一方、寅次郎は、昨年12月13日、東京深川を出発した積りで歩き始めた。

芭蕉と全く同じ行程距離を歩き、この10月10日、299日目で完歩した!

芭蕉は約150日、寅は丁度二倍の300日。

平均すると一日、約7kmであった。

今年1月8日付けのブログで、このスタートの事を書いている。

細道への挑戦は、脳梗塞一歩手前を経験し、その悪玉コレステロール退治が動機。

この時の予想では、秋の入口に、ゴール出来そうだと書いている。

時には二日酔いもあったが、無事、予定通りのフィニッシュ!

この間、かなりお神酒も控えた・・・己を褒めても良いだろう。

芭蕉は大垣で少し休んで、その後、出生の地、伊賀上野まで行っている。

寅も当然、挑戦を続ける。

芭蕉の命日が、くしくも今日、10月12日である。

・・・行かふ年も又旅人なり・・・次なる旅を探さねば。


                     続けよう! 寅次郎

この稿を書き終えた今、訃報が届いた。

一緒にスキー、ソフト、ゴルフを楽しんできた近所の佐藤節ちゃんが旅立ったと・・・。

俺より三歳若いと言うのに・・・・・。

無常が身にしみる・・・・・ご冥福をお祈りいたします。


「ぎゃくてんの寅」-奥の細道2 「ぎゃくてんの寅」-奥の細道1

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