【監視カメラは見た!シリーズ】 『ある日の、プレゼント交換』
――ある公園のベンチにて、園内を監視するカメラが見た光景。
それは暇を持て余す職員の目を、大気圏外に飛ばしたものだった。
「・・・なんかヤバい雰囲気になっとるけど・・・大丈夫なん?」
「ベビーローション?こ、これ・・・証拠のブツになるんやろうか・・・」
大阪某所にて、巨大な虎に乗る青年二名を確保。
うち、一人の青年は激しく混乱を起こしている為に詳しい調書は取れず。
この虎の持ち主である、もう一名の青年(仮名S)に事情を伺うが、
「ワイのローションを返せ」と言うだけで疎通は不可能に近い。
尚、三沢基地より今後の動向などが発表される予定だが、
自衛隊の管轄なのかとの議論も行う為、問題解決への道は遠いようだ。
虎は現在、5000缶目のキャットフードを平らげているらしい。
こちらは国家予算で支払われると言う。
――夕暮れ新聞 記者Fより。
【監視カメラは見た!シリーズ】 『釣りアホ日誌』
――釣り客が細々と集う海辺のある砂浜にて、
ライフセーバーの監視カメラが、一人の男を映し出す。
「ちょぉ?!海水まみれなのに喰うん?腹壊すで!」
「ちょぉ?!暴力はあかんって兄ちゃんあかん!!」
「長年、海を見とるけどあんなん見たことないで・・・どうするん?」
「こ、こっちの兄ちゃんもドえらいモン出すんやろうか・・・?」
「魚が呆れて海に帰ってるで・・・まあ、平和に終わってえがったけどな」
この後、フテ寝をする男と泣きじゃくる男を延々と映していたが、
数年後にバナナを乗せた海亀が恩返しにやってきた時、
ふと浜辺に落ちていた雑誌を拾い上げたのに、
あの監視カメラが追った変人二名が写っているのも知らず、
その雑誌はクリーン作戦の処理隊に破棄されてしまい、
永遠にこの時の記録は闇の中へと消え去った。

















































