今回の記事も私の醜い部分をさらけ出す

とても恥ずかしい告白をさせて頂きたいと思います。

 

不快感を感じられる方も、いらっしゃるかもしれませんので

閲覧に注意して自己責任でお読み下さるよう、お願い致します。

 

 

2年ほど前から、銀座マルカン社長の斎藤一人さんのお話しを

時々、You tubeで聞いているのですが

その、お話しの中で ハッ! とさせられた事がありました。

 

それは、「詐欺に遭う人の共通点」 という、お話しでした。

 

結論から言うと、詐欺に遭う人の共通点とは…

「欲深い」 という点だそうです。

 

その、お話しを聴いて、「あ~ 確かに! 自分も、そうだったなぁ~!」 と思いました。

 

統一教会では、祝福を受けて(教祖サマがマッチングして下さった人と結婚して)家庭を持てば

原罪が無くなり、イエスキリストの再臨であるメシヤと共に霊界で天国に入れると教えられていました。

 

神様の摂理を進めるための献金や物品販売に関して
伝道対象者に嘘をついても許される、それが、その人達の救いに繋がるのだから…
死んで霊界に行けば分かってくれる… 霊界の実情を知れば泣いて感謝してくれるはず…

 

そんな話を、すっかり信じ込み、嘘をつく事を正当化してしまっていた自分が居ました。

 

 

韓国での任地生活の期間、同じ教会で隊員をしていた3万双の男性がいました。

 

その男性が、ある日、話してくれた話がありました。

 

「人間、何だかんだ言っても、結局、無意識のうちに自分の得になる方を選んでいるんだよね。

自分では自覚しなくても、その人なりの天秤にかけて得な方を選んでいるんだ。」

という話でした。

 

その頃の私は

「へぇ~~ そうなんだ~~ そんなもんなのかなぁ~?」 

ぐらいにしか受け取めていませんでしたが

その話は、何故か私の胸深く刻まれて、ずっと覚えていました。

 

最近になって、斎藤一人さんのお話しの内容とも照らし合わせながら
「本当に、そうだったなぁ~!」 と実感します。

 

確かに人格を向上させたい!とか、世界平和のために!という想いもありました。

 

でも、自分でも自覚していない深層心理の部分で


「100年に満たない地上生活の幸せ」 よりも 

「永遠の世界(霊界)での幸せ」 の方が、長期的に計算すると得だ。

 

生きている間の苦労 < 霊界での幸せ

 

永遠の世界(霊界)が実在する、生まれ変わりはない、文鮮明氏はメシヤである

という内容を前提条件として、自分なりの天秤にかけて、得だと思う方を選んでいたのだと思います。

 

現役信者だった頃は自覚していませんでしたが、今は、ハッキリと認めることができます。
 

もちろん、霊界の存在を信じない人には通じない 「架空の餌」 だったと思います。

 

 

でも、その頃の私は、占いや、スピリチュアル、死後の世界などについて強い関心がありました。

 

それと強い劣等感や、不平等な社会に対する不満もありました。

 

又、第三次世界大戦が、いつ起こるかもしれないという不安感や
将来に対して過剰に心配して対策を立てようとする不安症的な性質もあるので
神様やメシヤという絶対的で完全無欠な存在を中心とする団体に所属する事で
帰属意識から来る安心感を得ていたのだと思います。

 

だから、「選民」 という 「特別感」 や 「優越感」 

「安心感」 を感じられる統一教会の教理が心地よく感じられたのだと思います。

 

今、この地上世界では認められなくても、霊界に行ったら認められる!

高い霊界に行けるはず!
という損得勘定を知らず知らずのうちにしていたのです。

 

もちろん、これは私個人の過去の心理状態であり、統一教会に入教している信者さんが

全て、そうだと言っているわけではありませんので誤解なさらないように、お願い致します。

 

でも、そういう動機や心理状態を

現役信者だった頃は心の深い部分に閉じ込めて、直視する事はありませんでした。

 

何故なら、それは私にとって痛い記憶(家庭環境から形成された劣等感)の部分であったし

自分でも認めたくないドロドロとした醜いエゴと欲の部分だったからでした。

 

美辞麗句に彩られた 「架空の餌」 に、ガッツリと食いついた私は、まんまと釣り上げられ

30年間、異次元のような世界で、死後の世界での幸福を夢見て

妄想と自己陶酔に溺れながら、苦しい現実に耐えてきたように思います。

 

宗教はアヘンだと、昔、学校の授業で聞きましたが

カルト宗教に溺れるのも、麻薬中毒患者と似ているなぁと感じます。

 

それでも、真実の情報を知って、生きている間に、その中毒状態から抜け出し

自分の心の奥深くにあった劣等感や欲深さに気付けた事を、今は感謝しています。

 


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