懐かしい画像が出てきた。
これは10年以上前に閉店した「梁の家 赤坂支店」の食事風景。この支店は短期間に閉店してしまった。
それ以前から私は新大久保本店に通っていた。
理由は牡蠣ジョンが美味しかったのと母の旧姓が梁だったから。どこか母の実家にいる気分だった。
あるとき店長さんらしいおじさんが出てきたので、私の方から声をかけた。
「私の母は旧姓を梁って言うんですよ。」
すると店長さんはそうですか、そうですかと言ってニコニコしていた。
その後この赤坂支店が町内に出来たので、ときどき通っていた。
あるとき母親の勘違いで私のことを心配した母が父と飛行機に乗って突然やってきた。誤解が解けたので私は両親をこの梁の家に連れて行ったら休業日だった。
代わりに新大久保本店に案内しようかと思ったが、より近い新橋店があることを思い出したのでそちらに連れて行ったらそちらも休業日だった。なおこの新橋店も既に閉店している。
止むを得ず銀座に出て適当な韓国料理店に入ったら予想外に辛いだけで、両親ともヒーヒー言っていた。
しかし、その後、私が毎年、年末年始、GW、お盆に帰省するようになり、両親が上京することは二度となかった。そしてしばらくして赤坂支店は閉店してしまった。
他のことにしても母とは上のような行き違いが多く、やはり親孝行は難しいものだとつくづく思い知らされた。