鋭い指摘は魚の小骨に似ている。
それ自体を食べたい人はいない。
その人と親しく付き合っていきたいのなら、喉元に押し込まないことだ。
気楽な人生を過ごすのではなくて、苦しい人生を気楽に過ごすのだ。
一緒に感動するのは、他人の感動を吸い取っているようで、不道徳な気がする。
人生はダイジェストではない。
人生をダイジェストのように眺めることはできるが、人生をダイジェストのように生きることはできない。
これまでの人生を選り抜いて眺めることはできるが、これからの人生を選り抜いて生きることはできない。
人生は隅々まで生きなければならない。
石橋を叩いて渡る人は勇敢な人ではないか。
叩いて渡らなければならない石橋をあえて渡るのだから。
言い換えるならば、石橋を叩いて渡らない人は2種類ある。
「危険を顧みない人」と「危険なことには関わらない人」。
舌鋒が鋭いのは、頭が鈍いからだろうか。
頭の鈍い人が鋭いことを言おうとすると、舌鋒を鋭くするしかないだろうから。
強気な発言 - 実際の強さ = 弱音
小さい頃にボタンをひとつ掛け違えた人が、人一倍たくさんボタンをかけ続けて言う。
「これだけたくさんボタンを掛けたのだから、ひとつぐらいずれていてもいいだろう。」
結局、掛けたボタンの数にかかわらず、晩年にはすべてやり直しを命じられることになることを認められないで。
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