弘法山からめん羊の里方面にちょっと寄ってからまた元の登山道へ。
この道をずっと歩いていると、途中に善波峠というところがあります。
ここで道が二股に分かれていて、南の方へ行くと鶴巻温泉に出ることが出来ます。
ちなみに、北に向かうと高取山行きで下山できなくなります。(^ω^)
で、慎重に歩いていたら、その手前に小さな分かれ道がありました。
あれ、こんなのガイドブックにないぞ。(´・ω・`)
と思って、よく見ると右手には鶴巻温泉の文字がある。
しかし、左手(北側)にはない。
左に行くとどうなるのだろうか。
確かに鶴巻温泉に向かっているのですが、その途中に吾妻山というのがあるはずで、途中下山になっては困るのです。
大分日も暮れていて、迷ったのですが、左手に行ってみました。
すると、しばらくすると道がなくなり、どうするかと思ったら、足元に小さな道があり、それを下りると、巨大な岩盤を削って作られた道に出ました。
その道には石灯籠「御夜燈(おんやとう)」(1枚目)と小さな石仏たち(8枚目)がありました。
御夜燈は文政10年(1827年)のものだそうです。
峠越えの安全のために道標として立てられたそうです。
これには明治末まで、下の峠の茶屋の八五郎さんの手によって、近所で栽培された菜種油が灯されていたそうです。
ここであたりを見渡すと、やっぱりさっきの方向に鶴巻温泉行きの看板がありました。
どうやら三角地帯を遠回りしただけだったようです。
で、しばらく行くと、ガイドブックどおりの善波峠があって、それをさらに行くと、ようやく吾妻山山頂に出ました。
といっても、ここもあまり山頂らしくない、展望台があるだけのところでした(10枚目)。
で、ここからが下山の下り道です。
ずんずん降りていくと、ガイドブックに説明の出ていた鶴巻温泉行きの石の案内がありました(5枚目)。
かなり古いものですね。
こんな昔から鶴巻温泉は利用されていたんですね。(^ω^)
この案内を降りて少し行くとようやく民家が見えてきました。
この民家はしいたけを販売しているようです(6枚目)。
「下山のついでにおみやげにどうですか」という看板があるのですが、残念ながら販売はしてませんでした。
民家の隣には飼い猫がいました(7枚目)。
鈴をつけていて、かわいいですね。
弘法山の旅もいよいよ終わりに近づいてきました。
次回は最終回です。
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