悪意に対抗するのが善意とは限らない。
悪意も悪意に対抗するのだから。
私の悪意に私の善意は対立する。
他人の悪意に私の悪意は対立する。
他人の偽善は、隣の芝のように青く見える。
使えるものには価値はない。使うものに価値がある。
ダイアモンドが存在する。
ダイアモンドに価値が存在する。
「存在する」は常に同じことなのか。
価値についての誤認はあるが、価値観についての誤認はない。
価値が滅んでも、価値観は滅ばない。
価値観が滅ぶと、価値も滅ぶ。
ある人は言う。
「私みたいな人は他にいない。」
唯一性と自惚れの関係。
説明に憎しみが寄生する。
他人の意見に対して、言い間違いなどの些細なことで揚げ足を取るのは、それ以外の部分においては申し分ないことを認めているということだろう。
有能さは、心の未熟さを補助しても、それを向上させるわけではない。
悪人ではない人を狙うのがアマチュアの悪人。
アマチュアの悪人を狙うのがプロの悪人。
恐喝とは、利用価値のある人間に対して因縁をつけることで、無理やり同化しようとする行為である。
軍門に下りたくないように、宗門に下りたくない。
憎しみも嫌味も皮肉も愚痴もなりそこないの哲学である。いずれも考えが足りない。
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