このブログを去年から読んでいる人は知っとろうが、わしゃ昨年の夏から神奈川県の海岸線を歩いとるんじゃ。
ほいで、そのうち、横須賀から川崎までの埋立地と、早川から静岡県の県境まで(舞鶴を除く)と、三浦半島の南端にある毘沙門天だけはまだ歩いてなかったんじゃのう。
で、先々週、舞鶴から早川まで歩いたんよ。
海岸線沿いの車道を5時間かけて。
何しろ、あのあたりは海岸線が歩ける状態じゃないんじゃのう。
かといって、海岸線には車道しかない。
で、しかたがなく、車道の脇の幅50cmぐらいのところを5時間以上歩き続けたんじゃわ。
途中、車道でしか立ち寄れないオレンジ屋さんがあって、ここでオレンジジュースを飲んだんじゃ。
旨かったが、二度と行けんわ。
で、ようやく早川にたどり着いて、そのまま箱根登山鉄道に乗って、箱根の奥湯本にあるいつもの温泉、天山湯治郷に入って帰ったんじゃ。
これで、横須賀から川崎までと、舞鶴から静岡県境までと、毘沙門天だけになったんじゃ。
毘沙門天というのはここじゃのう。
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=35.1383549&lon=139.65946917&sc=5&mode=map&pointer=off
で、この西側に入り口があるんじゃが、ここが去年から工事中で入れんのじゃのう。
で、三浦半島の歩ける海岸線でここだけが唯一歩いとらんのじゃ。
で、これを克服する為に、ふたつの方法があるんよの。
一つは東側から入る。
ほいじゃが、この東側には大きな湿原地帯が広がっとって、なかなか入れそうにないんじゃのう。
もう一つは海岸線沿いの国道にわき道があって、ここを歩いていって毘沙門トンネルの上を歩いて、毘沙門天の海岸にたどり着けるらしいんじゃわ。
で、昨日そのふたつを目指して歩いてみたわ。
まず、東の湿原地帯。
葦が茂りまくっていて、どう見ても歩けそうにない。(´;ω;`)
仕方がないけん、車道を歩く。
海岸線沿いに走る国道から分岐する坂道を登ると、そこには三浦半島南端のおなじみの田園風景が広がっとった。
↓三浦半島の畑。上から見てもなかなかきれいじゃ。
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=35.13810943&lon=139.66057536&sc=2&mode=aero&pointer=off
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なかなかの見晴らしじゃ。(^ω^)
↓もうちょっと上空から見てみると、こうじゃわ。改めて見ると、なんか気持ち悪いわ。
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=35.14206413&lon=139.65930797&sc=4&mode=aero&pointer=off
三浦半島のこういった畑の畦道をここをぶらぶら歩くのが楽しいんじゃのう。
で、標識に従って、降りていくと、いきなり毘沙門天の真ん中に出た。
真ん中に出たということはその左右をそれぞれ歩いていかんといけん。
で、まずは西側に向かって歩いた。
途中、砂浜で繋がった島があって、その周りをぐるりと歩こうと思ったんじゃが、絶壁があって、回るのは無理じゃった。
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=35.13490007&lon=139.6593719&sc=2&mode=aero&pointer=off
それから地図にある毘沙門洞窟を見学。
三浦半島の断崖絶壁に横穴が掘ってある。
弥生時代の竪穴式住居跡なんじゃと。
で、入ってみると、現代人の生活跡が・・・。
人が住んどるわ。(´;ω;`)
それからさらに海岸線を歩く。
なんというか、いつもながら不思議な光景じゃのう。
何千万年の地層がむき出しになっておって、その地層が日々崩れておる。
崖の下には落石、崖の上には植物が生えておって、その上をとんびがひゅらひゅらと弧を描いて飛んでおる。
青空に葉の緑がきれいじゃわ。
弥生人もほぼ同じ光景をみておったのだろう。
そう考えてみると、現代人も弥生人もそう違いがないわのう。
それから歩いて行くと、途中に断崖絶壁があって、その真下に幅50cmほどの遊歩道がある。
その先には海があって、そこしか歩けんのじゃが、その近くには漬物石ぐらいの落石がゴロゴロと。
今日が命日になるかもしれんのう。(´;ω;`)
しかし、無事に西の端に渡りきって、車道へ。
なんということはなく、入り口からは立ち入り禁止と書いてあるけど、内側からなら歩けるわ。
それから折り返してきて、もとの位置へ。
それから反対の東側へ。
こちらをずっと歩いておると、最初の湿原地帯に出た。
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=35.14125502&lon=139.66516409&sc=2&mode=aero&pointer=off
このあたりはたくさん葦が生えておって、その干潟にはいろいろな生物が住んどるらしい。
足元をみると、やたらと蟹が歩いとる。
で、この湿原を渡りきりたいんじゃが、葦がじゃまで一向に進めん。
潮も満潮に近くて、干潟が水没しておって、その上を歩くことが出来ん。
やむを得ず、葦の周りを遠回りしようとしたんじゃが、木々が生い茂っておって、無理。
野生の薔薇に葦をとられて、蚊に刺されまくって、顔中、粘っこい蜘蛛の巣だらけ。
わしゃ、川口浩探検隊か。(`ω′)!
やむを得ず退散。
ここは歩けんわ。
途中、海で体を洗う。
海水が薔薇の傷口にしみるわ。(´;ω;`)
それから最初の車道を後戻りして、丘の上へ。
バスの停留所があって、時刻を見ると、あと8分でバスが来る。
助かったわ。(´;ω;`)
それからバスに乗って、三浦海岸駅へ。
で、京急線に乗って、いつものように横須賀中央駅で途中下車。
で、いつもの相模屋でちょっくら一杯。
まず、店頭で焼き鳥をむしゃむしゃ。
好きなだけ食べて、あとは串の数でお勘定。
それから、店内に入って、ビール(550円)とかいわれ(210円)と焼き鳥(1本70円)。
かいわれは、皿にかいわれを敷いて、鰹節をかけて、マヨネーズを添えたもの。
ただそれだけなんじゃが、これが旨いんじゃのう。
飲み食いして、また店頭で食って、満腹。
焼き鳥を20本食べました。
1400円。うまかった。(^ω^)
それから少し帰るのが早いので、三笠公園へ。
”トンネル抜ければ、海が見えるから、そのままどんつきの三笠公園”に来たわけじゃないんじゃが、三笠公園に着いたわ。
もう17時で、艦内の見学は終わっとったんじゃが、戦艦三笠の周りを半周ぐるぐる回って帰ったわ。
それにしても、三浦半島はええのう。
いっそのこと、横須賀に住むかのう。(´・ω・`)
わしゃ、ショーケンみとうに、”潮の匂いがただ好きなだけ”なんじゃわ。
海辺に住みたい。
で、これで、神奈川県の海岸線は、残り、真鶴から静岡県堺までと横須賀から川崎までじゃわ。
あとちょっとじゃのう。
じゃが、横須賀から川崎までは埋立地ばかりで歩くのはつまらんのう。
八景島周辺はもう歩いたしのう。
まあ、また考えよう。
じゃあの。(`ω′)!
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