今に始まったことではないけど、最近、広告メールがやたらと送られてくる。大体がアダルトのサイトへの勧誘ですね。

最初の頃はいちいち本文をチェックして削除していたんだけど、だんだん数が増えてきたのと、対応する手間がかかるのとで、最近はあまり見ないで削除しています。

ところが、たまに必要なメールが混じっていることもあって、気づいて、あわてて取り消したりします。


先日も大量の広告メールを削除していたら、その中に「暑中見舞い」というタイトルのメールが混じっていた。

勢いで消してしまったんだけど、消す間際にちらっと見ると差出人があの人だった。

気がついて、あわててそのメールをゴミ箱フォルダから取り出した。


あらためて本文を読んでみると、本人ともそうでないとも受け取れる内容のメールだった。

で、お決まりのリンク先が書いてある。

通常なら99%、今回も9割がた偽物だけど、もし本物だったらどうしようかなと、一瞬迷ってしまった。

結局、受信箱にそのまま保留しておいた。


で、今朝、起きてみると、またその人からメールが来ていた。

「昨日暑中見舞い送ったんだけど、見てくれた?お返事ほしいです。」みたいな内容。

こうやって、同じ差出人が2回以上メールをしてきて、本物っぽくみせる演出ってよくありますよね。

こういう場合も、普通だったら、簡単に削除してしまうんだけど、今回は判断に迷ってしまった。

その人の名前だったので、簡単に消せなかった。

でも、今さら、その人がメールをくれることはないしなあ。

本当に本人からだったら、うれしいんだけど。


偽物と知りつつも、あえて読み返してみた。


「元気?もう私のことなんか覚えてないって?

あのときは私もちょっとひどいこと言っちゃったなあって思ってたんだけど、

なかなか言い出せなくて。

仲直りしてもらえたら、うれしいです。

昨日の暑中見舞い、せっかく送ったんだから、見てね。

じゃあ、またね。」


本物ならうれしいんだけどなあ。

ちょっとリンク先をクリックする真似をしながら、そのメールを削除した。


(別のブログから加筆訂正して再掲載)