今年は3月15日が平日。
むしろ2020年までは平日なので、身内だけでひっそりと慎ましやかにお誕生会を行うべく帰省。

松実家の葛湯SS
5日前にはこんなSSも書きました。


世界の全てにお祝いムードを感じつつ、今まで行ったことがなかった最盛期の西吉野の梅林へ。
『ガラスの仮面』の紅天女の梅の谷のモデルということもあって、一度は行っておきたかったんですよね。

大和八木からバスに乗るべく、まずは名古屋へ。

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名古屋駅の近鉄線ホームにもこちらの見慣れた立て札が!
全ての道は吉野に通じる!


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途中、RITZなるホテルも見つけつつ笑


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もっちり玄米マフィン!
賞味期限もプレシャス!=マストバイ。


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大和八木のパン屋さんでクロワッサンも購入。
体を玄さんに染めて行きます。


橿原アルルに行く時と同じ、大和八木の2番乗り場から1時間半ほどバスに乗り(途中でトイレ休憩までありました笑)、賀名生和田北口で下車。


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降りてすぐ感じられる、この清浄なる吉野の空気。
神気を感じます。

天候のせいか、私以外に梅林の順路を登る人に遭わず。
入り口で少しだけ擦れ違ったのみでした。


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入り口に入って早々、これはすごい!と!


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吉野らしい深山幽谷と梅が合わさると、また何とも趣があります。


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山を玄さんと登りつつ、幽邃なる景色に心を委ねておりました。


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すると


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何と、雪が!


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見る見るうちに積もって行きます。

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普通であれば、行楽中に降雪なんてたまったものではない、という所ですが……


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雪中梅の美しさに玄さんもお喜びです。


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最盛期に雪が降るという条件が揃わないと滅多に見られない、貴重な光景。
それを、初めて行った時に見られるというのは、やはり私と吉野の相思相愛の為せることかな、と。


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集落は写真で見るより肉眼だと非常に急傾斜で、天辺が霞んで幻想的でした。


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雪の華と深山幽谷の織り成す刹那の美。


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白く染まった世界の神秘的な美しさに、現世から解き放たれたような気分を覚えます。


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ああ、これは紅天女の里だ……
そう、自然と感じられる美しい梅林の姿も堪能できました。


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入口付近の、口の千本を目の高さでたっぷり堪能しつつ見納め。


梅を見終わった後は、旧皇居陵&歴史民俗資料館へ。

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丁度、通常の展示に加えて西吉野の写真展もやっていたので一石二鳥でした!
なお、写真展は4月3日までやっているとか。
撮影はできなかったですが、改めて吉野に惚れ直すすばらな写真が沢山でした。

一人で入ると、係のお姉さんが付きっ切りで展示物一つ一つをガイドして下さるあったか~いサービスも。
ご造作かけました。

歴史を学ぶことで、また一つ吉野との一体感を増すことができます。
とりわけ吉野山でも最古の旅館の娘である松実姉妹や、吉水神社の憧ちゃんにとっては、こういったお話はより一層感慨深いものであっただろうなぁと。



帰りは、数少ないバスの時間に気を付けつつ、吉野口経由で吉野線へ。


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駅のベンチにも座布団が!
この辺の温もりが吉野らしくて良いですね。

尚、吉野口駅では柿のワインや飴など西吉野ならではのお土産も売っているので、オススメです。


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下市口で降りて、上田良子さんのご実家(仮)である、吉野山から一番近い書店を通り、松月館を通りまして


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川を越えまして


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阿知賀区へ!

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前世でどんな徳を積めば阿知賀区長という地位に辿り着けるのでしょうか。


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定点観測しつつ。


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今回は、非常に美しい日の入りをここで見られたのが神的でした。
雲が厚くて見られないかと思いきや、急に切れ目から光が差し込み出したのは愛を感じました。

天も松実玄さんを祝福しているんですね。
わかりますわかります。


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阿知賀小学校。


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通学路。


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そこかしこに阿知賀の文字がある。
それだけでインビンシブル。


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公園に曼荼羅縮図の説明が掲げられているのも、あちがっ子への守護を感じます。


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日が暮れ、マジックアワーが訪れた吉野川沿いもまた、霞む遠景と併せて良いものです。


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阿知賀からまた吉野川を跨いで、ラ・ペッシュに注文していたお誕生日ケーキを回収に。

すると電話が。
「もしもし? くろちゃん? 今どこ? ラ・ペッシュ? 迎えに行かなくて大丈夫?」
実家からのあったか~い電話でした。

今、帰りますね!


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ただいま吉野山!
暗闇の七曲りも、今や庭も同然です。


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元辰巳屋さんである所に新たにオープンしたきす屋さん!
今年は春のシーズンにここがデッドスペースになることもなさそうで、良かったです。

ホームページを見ると「深山幽谷に修験の宿」の文字があり、ニヤニヤしてしまいますね。


そして、ようやく我が家へ帰還です!


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