前々回、私はこのように書きました。
咲-Saki- 第153局 感想 帝国ホテルガチャの終焉


今夜もトリガーで咲-Saki-会しますので、どなたでもどうぞ。


今後、咲-Saki-最新話は全部吉野で読みたい、と。
しかし、まだ決戦前夜ということで、前回がそうだったようにどちらかと言えば高確率で出るの吉野ではなく帝国ホテル。

不幸にも仕事の都合で吉野行きが叶わなくなってしまったことで、次善策を採りました。

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もう、4泊目ともなると本当にホームです。
一人で素泊まりだと67000円ほど。

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ワハハ。


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今回の帝国ホテルガチャは、1186号室でした!
前回の隣の部屋、松実姉妹の部屋である1086号室の真上ですね^^
見える景色はほぼ同じ。尊いです…・・

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反転させると、「デラックスツインを3部屋取った」アングルに。
しかし、帝国ホテルのカットは撮ると解るのですが人間が普通に撮影するにはあまりに難しいアングルが多く、透過している部分もあるので立先生の体勢も凄いことになっていただろうな、と。

そして、154局の再現。
単行本派の方にはネタバレ含みます。































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どしたの しず


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憧――
見てよ


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こっちから見ると山みたいだ


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もうすぐ山の頂



和の学校と
闘えるね


  号  泣 。


聖地補正で感情がシンクロして昂ぶり過ぎて、ただでさえ泣いたシーンが大変なことになります。


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25時頃、晩ご飯。
ラーメン食べたい!ラーメン!
ということで、地上でも屈指に豪華な聖水で黒ラーメンを。


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松実姉妹部屋は、漫画版の憧ちゃんが入っているお風呂だけは反転せず向きが一緒になっています。


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尊い尊いシャンプー一式。
憧ちゃんの香であり、松実姉妹の香でもあります。
無限の宇宙への階。


30分じっくり身を清め、西に向けて礼拝を済ませる定例の儀式を済ませて拝読。

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信州モモジュースが帝国ホテルの冷蔵庫にはあります。

読んだ感想は下にて……


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5時頃、明るくなってきた空にはまだ三日月が美しく咲いていました。

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そして、朝。
ほぼ、玄さんが見ていた景色。

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阿知賀編2巻6ページ一コマ目。

ポイントは、この手前のビルの出っ張りの、奥の建物の窓への掛かり方です。

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左から4番目の窓への掛かり方が、ほぼ同じなのがお判り頂けますでしょうか。
ただ、縦方向に関しては、原作のコマが上から2番目の窓までなのに対して、今回の1186号室からでは上から3番目まで掛かってしまっているのが解るかと。
つまり、やはり1186号室だと少し高いのです。
1186号室からだと手前のビルの天辺が、やや上から俯瞰しているように見えるのに対し、原作コマだとほぼ同じ高さから見える形で水平に近く、上部は見えないようになっていますよね。

ということで、やはり1086号室は松実姉妹部屋、1088号室が穏憧部屋、1084号室が晴灼部屋という確信は深まりました。


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もう見てると思うけど

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昨日の抽選の結果――――


と、久々に、3年半振りにエクストラベッドなしの状態だったので、朝ミーティングも行いました。
8月には実際にデラックスツインを3部屋押さえることで、カップも必要数を調達できるので完全再現しようと思います。

トーナメント表は今回初めて印刷して持って行ったのですが、足袋ソックスに気付かなかったタコスばりに何故もっと早く持ち込まなかったのか後悔するレベルで高まりました。
帝国ホテルご宿泊の際は、阿知賀編2巻冒頭のトーナメント表を印刷していくことを強くお薦めします。



という訳で、帝国ホテルで松実感を高めながら読んだ感想をば!
以下、完全なるネタバレです。

ちなみに、今回もヤンガンを手にした時から軽い「波動」を感じていました。
手に持った瞬間、ビリリッと来る感覚。
153局の時程大きくはなかったのですが、何かある、と細心の注意をして開いたそのサキには……























































155局[証果]。
一番最初から「阿知賀女子」という言葉が飛び出して、もんどり打ちました。
西田さんの続きから始まるのかと思っていたら……!

危険が危ない……
オリンピックセンター、また泊まりたい……






















吉野ォォォォォォォぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉおおおおおお!!!!!!!!!!!!????

穏憧ォォォォォォぉぉぉぉぉオオオオオオオオオオおっっっォ???!?!?!!!!!!!!!!!!



我が故郷が……
そこにある…………!

馥郁たる翠の香が漂って来て、絶命しました。

そして、輪廻して転生しました。


ああ、吉野…………
本当なら数時間後にいたはずの…………

はっきり言って、悔しさはありました。
前回は行っていただけに。

それでもですね。
圧倒的にそれ以上に幸せなんですよね。

笑顔の穏乃や憧ちゃんがそこにいる。
憧ちゃんが手を伸ばすサキ、そこにはもちろん、このシーンを想う和ちゃんがいるのでしょう。

「遅いよ、和!」
「今行きますね」

無限に泣ける、幼い日の記憶のリフレイン。
そんな図が、阿知賀女子中等部と阿太中の制服を着た穏憧でまた描かれた。
ただ、本当はこの時期にそんなことはなかったはず。
皆がバラバラになっていた時期のはず。
いわば、この景色は幻。
でも、幻だとしても、これは何て優しい幻なのでしょうか。
それは、和が見た時系列がバラバラな夢にも似ています。
離れ離れになっていても、心が繋がっている証。
阿知賀の、絆。

私が好きだということを除いても、憧ちゃんが伸ばした手の先、和ちゃんの隣か後ろに玄さんもいたと確信します。
お花見をして。
麻雀をして。
買い物をして。
お誕生日会をして。
河水浴をして。
野を駆けて。
アイスを食べて。
みんなといると楽しい。
そんな、永遠に残る至上の想い出。

そして、今また、そんなみんなで一緒に、遊べる。

ダメだ……

少し、泣く。



ということで、咲会でも吉野と阿知賀と穏憧をムゲンに祝福しつつ、語らってきました。

今回の見開きの尊さは、この場所にも意味がありますよね。
吉野に行ったことのある方であればご存知の通り、ここは春には奥千本行きのバスが出る猿引坂の下。
千利休が作庭した群芳園のある竹林院の先、火の見櫓や老人憩の広場のすぐ下。

火の見櫓といえば、阿知賀編始まりの場所でもあります。
元々、吉野の要所を見守り、狼煙を上げた場所でもある火の見櫓から、吉野山を見下ろしていた穏乃から物語が始まること自体が象徴的なのですが……
今回の見開き、実に久しぶりに描かれたカラーで吉野山を描いた見開きというのは、明らかにひとつ前の、阿知賀編ラストの見開きを意識して描かれていることでしょう。
その時は、小学生の姿で描かれていた彼女たち。
それが、吉野山を一気に駆け上がって行った場所で、今度は中学生として描かれている。
これも、実際に吉野山を巡った方であれば解ると思いますが、阿知賀編ラストで描かれた銅の鳥居前から、今回描かれた猿引坂下まではそこそこ距離があります。
その距離、隔たりこそ、彼女たちの間にあった、できてしまったものの隠喩であるような気がします。
しかしながら、最後にはまた同じ場所へ。
阿知賀編最終ページのような構図へ、辿り着く。

そしてまた、この場所が最初に描かれたのは、あまりにも尊い阿知賀編[番外編]において、玄さんが久々にこども麻雀クラブの皆に会った後、和に逢いに行く時。
この場所自体が、阿知賀編ファンにとっては再会の起点とも象徴ともいえる場所でもあるわけで。
それは変な声もムゲンに出ますよ。

この見開きだけで一時間位は語れる性質のものでした。



そして、何と「あの夜」の戦績が明かされました。
やっぱり阿知賀優勝ですね!

松実玄 vs 加治木ゆみの7ソー待ちについて(麻雀アニメ&麻雀ゲームあれこれさん)

何度でも引用させて頂きますが、こちらの記事で言われている通りアニメ版での補完はそれ自体はとても喜ばしいものでありつつも、闘牌面で雑な部分があった訳です。
しかしながら、その印象でもって「長野のベスト4にも負ける阿知賀はザコ」といった事実無根の断じ方をされるに至っており、悲しみと哀れみに暮れておりました。
が! 4年近くの時を経て、とうとう公式にそれが撤回されることに!
しかも、僅差で勝ったとかではなく、「圧倒した」。これは重要な事実ですね。
客観的に見れば風越と阿知賀の勝敗についてしか言及されていないようにも見えますが、福路美穂子さんやノリノリ華菜ちゃんを含む風越女子をも圧倒したのだとすれば、それは相当なものです。

そしてそして。
今回は途轍もないことが起き続けてくる訳ですが、何と阿知賀編19話・最終話での衣ちゃんと咲さんの会話がここで本編にも登場!
しかも、絶妙に情報量が増えております!

「満月の夜ならともかく昼間ではしずのには勝てない」
明言されましたよ!

絶対優勝阿知賀女子!


そして、重大な情報がもう一つ。

「祖父亡きあとに麻雀に夢中になった」
一緒に日本中の山を巡った穏乃の祖父は亡くなっていたんですね。
背景に富士山が描かれているのは、小学生にして日本一高い富士山までも登頂したということなのでしょう。
一緒に旅をした祖父の逝去は、幼いしずには辛かったことでしょう。
底抜けに明るく見えながら、時にそこはかとなく陰が見える穏乃のキャラクターはそこに起因しているのだと思うととても納得できます。
咲-Saki-シリーズの主要なキャラは、皆「別れ」を経験していますね。
それは、誰の人生にも起こること。
逃れられない運命の試練を越えて、生き続け、刹那に輝く少女たち。
咲-Saki-は人生。

それにしても、このクロスオーバーの美しさと来たら……
一軸でも面白い咲-Saki-が、阿知賀編とシノハユ、咲日和を通して立体化し、途轍もない面白さを提供してくれる絶後の幸せ。


今回のサブタイトル「証果」は、修行により得た悟りのこと。
それ即ち、穏乃が至った境地に他なりませんね。

嶺の上で花は咲くのか?

阿知賀編、本編とリフレインされるこの主題が、きっと3年後くらいには明らかになることでしょう。
楽しみだなあ。
咲さんが見ていたのが牌山(やま)というのも、掛けている気がしますね。


どうしても阿知賀・吉野視点での感想になりますが、今回の部キャプはまたとんでもないですね。
恥じらいながらの下の名前呼びに、相手の真似。
スナック感覚で人を殺せるパワーがあります。
とくみさんのテンションがどうなるか気掛かりでしたが、お幸せそうで何よりでした。


池田が「鶴賀の部長」と言った時、多くの人が自然と想起するのはかじゅであり、しかし実際にはワハハであり、つまり池田はワハハに対して震えているという所も今回の見どころ。


西田さんによって真実が明かされるかと警戒して読み始めた今回ですが、明らかになったのは「照は小5の途中まで長野にいた」ということ位でした。
咲さんが小3の頃に別れたのですね。

そして、西田さんの旅館以外は全ての背景が一瞬で特定され、西田さんの旅館を見つけ出すことに血道を上げる探訪勢。





だーはらさんと吉野で会いたかったなぁ。


有り難いことに、咲祭2016直前となる次号、休載は覚悟してましたが何と! 掲載予定! パチパチパチ!
ホームに連泊しましょうね。
松実玄さんのお誕生日も近いので今月の咲-Saki-費はマッハですが、それも幸せです。