新番組のチェックで睡眠を削り春眠暁を覚えないこの季節、如何お過ごしでしょうか。

過渡期で1週間で録画本数が40本近い状態になるのは流石に一杯一杯です。


まずは冬アニメから。


キルラキル
やはり、冬を代表したのはこの作品。
トリガーさんらしい、真っ直ぐ熱いど真ん中ストレートな作品。
思わずこんな記事を書いてしまった位です。
特に2クール目後半からは怒涛の展開の
連続で、一週一週の展開に熱くなり、手に汗握り、純粋に毎回楽しみで仕方ありませんでした。
キャラクターが一人一人魅力的で、音楽も演出も素晴らしく。
竹熊健太郎さんが「キルラキルは歌舞伎」とおっしゃっていましたが、正にその通りで、王道はまだここまで出来るのだと示してくれた金字塔でもあります。
トリガーの次回作も本当に楽しみ……と思ってたら、ニンジャスレイヤーをトリガーが!?
アイエエエエエ!?
そんなの絶対面白くなるに決まってるじゃないですか!
楽しみです!


80点の壁


凪のあすから
二期目に入ると同時に衝撃もあり、岡田麿里さんらしい演出の粋が見られるようになって、ますます面白くなりました。
歴代の岡田麿里さんの仕事でもトップクラスだったのではないでしょうか。
バス停のシーンとかね、最高でしたよね。
美しい背景で描かれる世界の中で揺らめく少年少女の繊細な感情。

たった一瞬のやり取りだけでも人はどこまでも深く傷付くし、逆に永遠を得たように幸せにもなれる人間の機微が叙情的に描かれていて好きです。

少女漫画的な趣や洞察を随所に感じる作品でした。
その行き着く果ては、あのキャラが余ってしまうのではないかと危惧していましたが、そういえばあんな人物もいたなぁ、と。
音楽も印象的で、主題歌共々良かったです。


ガンダムビルドファイターズ
本当に期待以上に面白く、そしてオールドガンダムファンは感涙せざるを得ない作品でした。
それは単に、毎回の本編や次回予告に詰め込まれたニヤニヤ必至のガンダムネタに留まらず。
設定として、全てのガンダムシリーズのキャラクターが集合して幸せに暮らしているif世界というものがあるらしく……
そんな、あの3人やあの一族が平和な世界で見せる笑顔、感極まらない訳がありませんよ。
MS的にもSDからボンボンで連載されていた『プラモ狂四郎』の懐かし過ぎるカスタムまで登場し、ガンダムの歴史を噛み締めることのできる素晴らしいお話でした。
音楽も本当に良いですしね。
ユニコーンやGのレコンギスタといった新作も楽しみです。
生きている内に、プラスフキー粒子が実用化されないかな~(笑)


宇宙兄弟
気付けば二年間楽しませて貰っていのですねぇ。
心のノートにメモしておきたい台詞やシーンが続出する今作。
大人が観て楽しめるのは勿論のことなんですが……
放映時間がかわって、多くの子供達にもこの作品が観られて宇宙への夢を持ってくれたら素敵だな、と思います。
近く公開となる劇場版も楽しみです。


黒子のバスケ
展開が解っていても、尚面白い。
キャラ立ちと美麗な作画の素晴らしいシナジーがありました。
室ちんはふつくしく、アニメになった時の滑らかな動作の表現も圧巻で拍手でした。
青峰VS火神の頂上対決も、人間離れした動きが気持ち良くて何度か繰り返して再生してしまった程。
三期が、赤司様がこの作画で活躍する時が待ち遠しいです!


東京レイヴンズ
「白麦藁・白ワンピース・紫系黒髪ロングの花澤香菜さんボイスの子≒松実玄さんがいる」「高橋龍也さん脚本」この二点で何があっても完走必至だったのですが、予想以上に面白かったです。
やはり回ごとの脚本の良さにかなりバラつきがあったり、映像的には最初の2~3話がピーク過ぎたりなどの不満もありましたが、燃えられる所で激しく燃えさせてくれる物語でした。


弱虫ペダル
Cパートが卑怯過ぎるでしょう……!?
ハコガクも青八木先輩も可愛すぎていけません。
しかしながら、ここまでが助走で3期目からが全てにおいて本番。
むしろ3期でどこまで走れるのか心配なんですが……
とりあえず、アニメで観る「アンディ・フランク」と「アブアブアブアブ!」と謎の見返りカットは笑えました。


マギ
マギも気付けば長い間観ていたのですねぇ。
ジンや極大魔法、魔装などの入り乱れた闘いはアニメで観るとより映えていましたね。
まだまだ、原作的にはここから楽しみな所がある訳ですが、とりあえず一区切り。
ハガレンなどもそうですが、少年漫画の王道をしっかり踏襲しつつもこういったシリアスなテーマに斬り込んで深みを出している点が素晴らしいと思います。
次期も楽しみです。
もっとジュダルを観たい!


75点の壁


アイドルマスター
再放送でようやく全てを観て、その後映画も観に行ったのですが……
皆良い子だなぁ、というのが素直な感想です。
彼女たちと同じ界隈での仕事も行う身としては、色々と共感する部分がありました。
うっかりすれば簡単にプロデューサー街道に転んでしまいそうなのは解ったので、モバマスなどには手を出さないよう気を付けます(笑)
しかし、劇場版でのライブシーンの映像、舞台上を縦横に飛翔するカメラワークが凄まじかったですね。
現実のライブカメラではあの映像はまだ難しいと思うので、感嘆しました。
もう、彼女たちのライブを180分位集めた映像を作って欲しいです。
はい、スタッフが死んでしまいますね。
そしてモバマスアニメ化もあるということで。
まだまだ盛り上がりそうで良いですね。


厨二病でも恋がしたい
二期目、何をやるのかなーと思ったら……
しかし、アレをあのクオリティで描けるのはやはり京アニが京アニたる所以なのでしょうね。
私は結局名前も覚えられませんでしたが、クラスメイトの黒髪ロングのモブの子が少しでも活躍してくれて良かったです。
あと、本気を出したモリサマーとニセサマーの闘いが好きデス。


ニセコイ
ああ、シャフトがニセコイを作るとこうなるんだなぁ~、と。
クラリスの主題歌共々、まどマギ感漂いながらも一生正統派ラブコメという雰囲気が絶妙。
しかし、凪あす→レイヴンズ→ニセコイと三連続でCMが花澤香菜さんだった時は、本当にそろそろ少し休ませてあげて欲しいな、と……クラリスのCMまで花澤香菜さんナレーションですしね。
終期にはこの三作品連続で花澤さんボイスでの告白シーンがあったので、脳内で松実玄さん(略)
二期目も期待しましょう。


手さぐれ!部活物
OPの歌詞の最初の台詞が毎回変わる訳ですが、まさかアニメに確定申告の〆切が迫っていることを諭されるとは思いもよらず。
実験的な手法の数々と、ひーなさんが二期目も毎週見られたことはとても良かったです。
5分10分枠でもいいので、もうずっと毎週やってて欲しいレベル。


聖闘士星矢Ω
こちらも、二年以上楽しませて貰っていたのだなぁ、としみじみ。
今思い返しても、「俺が仕えるのはアテナではない、ROCKだ!」という最高にロックなセリフのハルトがMVPですが(笑)
エピソードのクオリティにバラつきがありましたが、
旧青銅回、一輝兄さん回、双子座戦、黄金聖闘士VSハイペリオン、星矢VSタイタンなど随所に小宇宙の高まるバトルがあって燃えました。
しっかり、旧来のファンを意識して設定を大切に描いて、ツボを突いてくれていた感じがあって良かったですね。
やっぱり聖闘士星矢は最高です!


生徒会役員共
会長かわいい。
うおみーかわいい。
それだけで私にとっての生徒会はイナフです。
しかし、津田くんのツッコミの多くがアドリブって本当ですか……プロは凄いなあ。


70点の壁


世界征服ズヴィズダー
全然悪くなかったですし、途中で一気にスケールアップした瞬間は、星空めてお節を感じて「おおっ」と思いました。
しかし、星空めておさんであるからにはもっともっと凄い物を期待していたのが本音です。
良くも悪くも、その辺が普通のアニメにできる限界なのかな、ノベルゲームやってた方が良いのかな、ということを感じてしまった瞬間でした。


鬼灯の冷徹
原作よりアニメの方が楽しめた感じです。
種崎さん演じる芥子ちゃんが可愛すぎて辛かったです。
主題歌とED、両方共破壊力が高くて好きでした。
ピーチ・マキの曲でしっかりEDを作った所も素晴らしかったです。


65点の壁


ゴールデンタイム
最初の数話だけだと正直切る候補筆頭位だったのですが、とらドラの先生であり信頼をおいてる方々も評価しているので最後まで視聴。
なるほど、終わってみれば良いお話でした。
ただ、夜のアルバイトと実家での父親の様子が一番印象に残っているのはどうなんでしょうね(笑)


のうりん
最初にキャプテン翼ネタが出て来た時はときめきました。
シリアスな農業回が夢だったように感じられるほど、基本的に「これは酷い」というエピソードやネタのオンパレードでしたが「ポニーテールの四十」は本当に面白かったです。


60点の壁


うーさーのその日暮らし
毎回のアイマスやガルガンティアなどとのフリーダムなコラボ、宮野真守さんの無駄遣いっぷりは変わらず、アクセントとして楽しめました。
3期も期待しています。



未確認で進行形、ディーふらぐ、WUG、ウィッチクラフトワークス、魔法戦争、ノブナガザフール、ノブナガン、いなりこんこん恋いろは、pupa、となりの関くん、ノラガミ、Z/X、ストプラ、ハマトラ辺りも観たかったのですが、観る本数の限界もあって泣く泣く偶に視聴する程度に留まってしまいました。
ウィザード・バリスターズはおいおいしっかり全話観たい所です。



続いて、春アニメ。

『ジョジョ』『極黒のブリュンヒルデ』『蟲師』『シドニアの騎士』『ベイビーステップ』『ピンポン』『ハイキュー』『ぼくらはみんな河合荘』『一週間フレンズ』『監督不行届』『マンガ家さんとアシスタントさんと』『ソウルイーターノット』『それでも世界は美しい』

これらは皆原作が良いので、大安定です。
少しでも興味があるジャンルの作品であれば、観続けて損はしないでしょう。

特筆すべきは待望の『ジョジョ』三部。
早く、DIO戦をまた観たいィィィッ!

アニメ化作品の中では『シドニア』が特に動画映えしそうで、『蒼き鋼のアルペジオ』と同じく3Dで創られている映像にも注目です。


それ以外の作品の雑感をば。


悪魔のリドル
ちょっとルナティックな女の子たちが入り乱れ闘うお話。
『マテリアルポルカ』や『デストロ246』などが好きな身としては、原作を読んでいなかったのを悔いたレベルで面白かったです。
今の所、『ジョジョ』に次いで今期楽しみな作品。


ノーゲーム・ノーライフ
ゲーム大好きな私としては、今後もとても楽しみになる1話でした。
バレなければイカサマとは言わないのだよ!
できれば、具体的にゲームの駆け引きが描写されると良いですねぇ。


魔法科高校の劣等生
我らが小野学監督の手掛ける新作は大人気ラノベ原作。
「立全国編」のせいで、放送前特番で小野監督を見ただけで笑えてしまったので大和田先生を訴えたいと思ったのはさておき。
かなり細かく考証・設定のなされた魔法を根幹に据えた、近未来を舞台にした世界観がそそります。
そして、黒髪ロングストレートで心根の優しいヒロイン。
神代小蒔さんを演じたことで有名な早見沙織さんに加え、花澤さんや内山さんといった阿知賀勢もご出演、CMにもプレメモ咲-Saki-が登場と、随所に咲-Saki-感を覚える意味でも見逃せないタイトルです。
俺TUEEE感のカタルシスもあり、人気も頷ける作品。
原作未読組としては続きが楽しみです。


selecter infected WIXOSS
「その後メチャクチャWIXOSSした」と世界のどこかできっと言われていることでしょう。
カードゲーム&岡田麿里さん好きとしては期待していた作品ですが、なかなかに良さそうですね。
主人公の家族との関係性が一話でしっかり描かれることで、地に足がついている感じです。
背景が手塗りっぽい塗りなのも最近のアニメの中では異色で際立っている要素。
黒髪ロングストレートの遊月さんもいることですし、今後も楽しみに観て行きます。


ラブライブ
遂にμ'sが帰って来ました! スピリチュアルやね。
一話から海未ちゃんが海未ちゃん然としていて、私は言う事はありません。
今季も海未ちゃんを推しつつ、彼女たちの努力と笑顔を見守って行きたいと思います。


ブラック・ブレット
それなりにSF要素のある設定のバトルアクション。
そして、木更さんという黒髪ロングストレートキャラがいるでしょう。
それは観ますよね!
「呪われた子どもたち」というフレーズにブレードチルドレンを思い出しつつ……
割とシビアな世界観で、1話はかなり楽しめたので今後も継続して期待です。


エスカ&ロジーのアトリエ
スタジオ五組さんの新作がアトリエ!
そんなすばらなことはありません。
アトリエの、この純然たるファンタジーの世界観が良いですよねぇ。
ちゃんとアップルパイが美味しそうなので素晴らしいです。
エスカ&ロジーは未プレイですが、エスカも良い子のようで今後も安心して楽しめそうです。


龍ヶ嬢七々々の埋蔵金
ノイタミナで、男性向けラノベ原作ってもしかして初めて……と思ったら『刀語り』がありました。
来年1月からは『冴えない彼女の育て方』もありますしね。
ただ、個人的にはノイタミナは他と違う雰囲気を纏った枠であり続けて欲しいなという願いも。
神の領域に触れる為ならば、その代償は致し方ない……
しかし、女性にバイオレントなツッコミを受けて負った怪我がしっかりその後も持続しているのは珍しいですね。
天才が集まって作られた島という設定に惹かれますし、先行きが期待できる一話でした。


神々の悪戯
豪華声優陣の乙ゲー作品のアニメ化としては、ツボを押さえた上質な作りになっています。
美麗な作画、キャラ紹介の一話として上々だったかと。
ED曲も豪華ですね~。


65点の壁


ご注文はうさぎですか?
私もうさぎを頼みたい!
ティッピーかわいい!
もう、かわいいしかない作品。
そして、かわいいだけで必要十分な作品。
作画も綺麗ですし、こちらも安心してまったり観られそうです。


星刻の竜騎士
これも純正ファンタジー。
タイトルの超ド直球ぶりがね~、個人的には好感度高いです。
訓練中の距離が近すぎて、それぶつからない方が無理があるだろうと思いつつも……
世界設定的には面白くなる要素がありそうなので今後に期待です。
ちなみに、最初お嬢様が花澤さんだと気付きませんでした。


棺姫のチャイカ
今後に期待を残す一話。
チャイカの喋り方が特徴的で癖になります。
妹も可愛いですね。


彼女がフラグを折られたら
最近は「選択肢が目に見える」などといい、メタ的要素を盛り込んだ物語がラノベでも流行っていますね。
今の所はもう一つという感じですが、これも盛り上がる要素は秘めていると思います。
二話は一話より面白く感じました。


60点の壁


ブレイドアンドソウル
タイトル的にも内容的にもクイーンズブレイドに通じるものを感じましたが、特に関係はないようで。
キャラが多くて一話はちょっと散漫な印象でした。


召しませロードス島戦記
何故今なのか解りませんが、ロードス懐かしいですねぇ。
ディードリットは基本です。
守り人シリーズの上橋菜穂子さんが国際アンデルセン賞を受賞したり、アルスラーン戦記がコミカライズされたり、古き良き正統派ファンタジーが復権しつつある印象ですね。


魔法少女大戦
ガイナックスというだけで取り敢えず観続けますよね。
ご当地物として、地元民はより楽しく観られそうです。
今後はどの県がフィーチャーされるか、という楽しみ方も。
アプリの宣伝アニメという位置付けなのか、常に前面に出る宣伝の文字がいっそ潔いですね。
無駄に変身シーンが凝ってるのは流石です。


55点の壁


キャプテンアース
スタドラスタッフのオリジナルロボットアニメという事で、今期でも期待度はかなり高かったのですが……アレ……
一話では残念ながら惹かれる部分がありませんでした。
種子島が舞台になってる時は「おおロボノ」と思ったものですが……
どうも、全体的に淡々と進み過ぎていて感情移入ができず。
これから巻き返してくれたら嬉しいです。


1stガンダムや咲-Saki-の再放送もあり、録画本数はかなり削っても今の所週27本という有様に……

ともあれ、今季も素敵なアニメライフを!