色々な作品が佳境に入って来るこの時期に、突如総括的に雑感を述べて行きたいと思います。



80点の壁

サイコパス
前期から引き続き、大安定の作品。
うっかり、リアル捜査ゲームに参加してしまう程度にハマっております。
キャラも脚本も音楽もハイレベル。
SF設定や古典SF、引用される著名な思想など、知的好奇心も擽ってくれます。
物語も佳境に入り、この先は予断を許さない展開になりそうです。
全部描き直すという18話の作画崩壊が話題になってしまっていましたが……
そんな些細な事が気にならなくなる良作です。


75点の壁


ジョジョの奇妙な冒険
かなりハイテンポに進んでおり、二部屈指の名シーンまであっという間でした。
「ノックしてもしも~し」「養豚場の豚を見るような目」など、名台詞まで幾つか削られてしまっているのは残念ですが……
例のシーンは作画も素晴らしく、スタッフの言葉でなく心で感じ取りました。
又、柱の男達の演技も良く、とりわけシュトロハイムに至ってはやり過ぎなレベル。
だがそれが良い!



ちはやふる、宇宙兄弟
これらは今期も大安定。
先の展開を知っていても、引き込まれる力があります。
宇宙兄弟は来期から夕方の放送になるとか。
ちはやふるも是非そういった形になって欲しい所です。
こんなに健全で人を選ばず楽しめる面白い作品、そうそうないですよ。



AKB0048
二期も流石のマクロスFスタッフクオリティで、早々にライブシーンで度肝を抜かれました。
これを毎週放送するのは凄いなぁ、といつも思わされます。
総選挙など、実在のイベントを絡めてドラマを盛り上げるのが面白いです。
AKB48に興味がない人でも面白く観られると思います。
この作品に関しては今後幾らでも話を作っていけそうですが、3期,4期もあるでしょうか。



gdgd妖精s
あー、ヒドいですねえこの低予算アニメ(褒め言葉)
妖精達が古今の様々なネタを盛り込んでダベる、日常系(?)の極北にあるような存在。
その内容はジャンプ漫画からゲームに至るまでその守備範囲は広く、時に放送スレスレのネタも飛び出すのが良いです。
聖闘士星矢やキン肉マンを模した次回予告とか堪りません。
この収録はとても楽しそうだなぁと思います。



琴浦さん
他人の心を読めるが故に、友人や家族からも迫害を受けトラウマを負っている少女・琴浦さんを中心としたラブコメディ。
いきなり濃厚な鬱展開から始まる一話が衝撃的でしたが、テレパス能力者の苦悩を上手に丁寧に描いた良作だと思います。
世間では主題歌のコシコシで盛り上がっている模様。



70点の壁


ロボティクスノーツ
終盤に差し掛かり、かなり話が圧縮されてテンポ良くなってきました。
個別ルートの並存はノベルゲームのアニメ化においては大きな課題ですが、ロボノに関しては大きくメインルートがある為、まだアニメでもやり易いのだろうなという印象です。
極個人的な感想を言えば、昴の出番が少なくて寂しいです。
二期のOPは、今季の中でも屈指の好きな曲です。



絶園のテンペスト
今季になってから、世界の命運をかけたラブコメになって今までの論理バトル性は失われている事に苦言を呈する趣もありますが……
原作派としては、ここから上がる事が解っているので悠然と観ています。
狼狽える左門成分が少ないのは確かに残念ですが(笑)



聖闘士星矢Ω
兎に角、新十二宮編が面白いです。
新たな黄金聖闘士のキャラの濃さが素晴らしいです。
特にパラドクス様とフドウは最高ですね。
技の中2感も聖闘士星矢らしくてグッド。
何と、今季で終わりかと思っていたら、次期から新キャラも加えて新展開とか。
コミック版も始まり、今暫く付き合って行く事になりそうです。



たまこまーけっと
京アニのけいおんスタッフによる期待のオリジナル作品。
ストーリーを期待してしまうと物足りないかもしれませんが、クオリティは流石の一言。
女性目線から描かれる、可愛さのエッセンスが詰まった作品です。
商店街の人々の温かみある繋がりを含め、難しい事を考えずに心地良く浸る事で真価を体感できる作品。
小動物に哲学的な至言は求めないように、ただただその可愛さに酔えば良いでしょう。



ラブライブ
ノーチェックでしたが、今季のダークホース。
前期のガルパン的な存在です。
学園の生徒数減少という危機を乗り越える為に、世間で大人気のスクールアイドルになって状況を改善しようとする話なのですが……
これがしっかりと毎回ドラマ性があって魅せてくれます。
『AKB49』などと同じような、アイドルになる為の努力にはスポ根要素あり、友情もあり。
中心となるキャラも立っており、高校生の等身大を表現したPVの出来もとても良いです。
アイマスや0048,アイカツなど今アイドル作品が熱いです!



しろくまカフェ
安定の動物コメディでしたが、最近の話は単なるギャグに止まらず、哀切や郷愁を感じさせるエピソードが盛り込まれて味わいが増しています。
ラマさんと笹子さんのお話や、常勤パンダさん絡みのお話はとても好き。
メイメイの花澤香菜さんはまたぶっ飛んでいて良いですね。


65点の壁


まおゆう魔王勇者
面白いのですけれど、結構色々と端折られている部分があって、割とそこが原作で好きな部分であったのでちょっと肩透かしな感じです。
ログホライズンもアニメ化ということで、橙乃ままれ先生八面六臂のご活躍ですね。


みなみけ
もう茅原さんの声を聞いているだけで癒されます。
みなみけはそれで良いです。



ヤマノススメ
アーススターからの使者、美少女×登山。
咲の美少女×麻雀並にインパクトある組み合わせです。
ショートアニメですが、山の知識も得られて地味に好きです。





俺修羅、黒ウサギ、AMNESIA、新世界よりは挫折し、ビビッドレッドオペレーションは全話観られて居ないので評価を保留。

再放送でグレンラガンとたまにムーミンを観つつ。

結局、継続視聴しているのは二期や続編がかなり多いですねぇ。
悪いとは言いませんが、折角なら新作を観たいのも本音。

4月からは面白そうなオリジナルも幾つかあるので、期待したいです。