名古屋公演に行かれる方は、曲目のネタバレなどありますのでご注意下さいませ。
今回は、こちらの曲 をお聴きになりながらお読み頂ければと思います。
超豪華な面々が結集するゲーム音楽の紅白こと、「PRESS START」に行って参りました!
元々はTGS共々仕事で行けない予定でしたが、予想外の巻き展開を見せたので急遽渋谷までBダッシュでオーチャードホールへ!
入り口に入ると、ファミ通浜村さんやバンダイナムコからのお花が飾られておりました。
今回の曲目はこちら。
丁度、ゲーム大賞を受賞したばかりの「グラビティデイズ」や、「スカイリム」、「ゼルダの伝説スカイウォードソード」、「ゴッドイーター」、「ノーラと刻の工房」、「朧正宗」といった割と最近のゲームから、「ヘラクレスの栄光4」、「イーハトーヴォ物語」、「ダライアス」などオールドゲーマーの胸を熱くさせる作品まで本当に幅広いです。
ファミコンの「姫を救え!メドレー」に関しては、本当に懐かしさで涙が出そうでした。
やはり剣と竜と姫は基本ですよね。
面白かったのは、カービィやスマブラの生みの親である桜井政博さんが悪条件で「新パルテナの鏡」をプレイしながら、そのプレイに合わせて生演奏するという企画。
途中でゲームオーバーになってしまったらそこまでで演奏も終了、という事で観客もハラハラしながら桜井さんのプレイを見詰めていました。
一時、体力が3割位に落ち込んだ時はどうなることかと思いましたが、何とか無事クリア!
しかし、ちょっとオーケストラでの「ヤラレチャッタ」(テーレッテテ♪)も聴いてみたかったです(笑)
そして、今回のプログラム、勿論全て楽しみではありましたが、個人的に特に楽しみにしていたのが「聖剣伝説レジェンドオブマナ」メドレー。
作曲者の下村陽子さん選曲の5曲という事で、恐らく「ホームタウンドミナ」や「滅びし煌めきの都市」は入って来るだろうし、やはり聴きたいなと思っていました。
いざ始まる時には瞑目して恭しく拝聴。
冒頭で紹介した、タイトル画面でかかる「メインテーマ」のピアノの調べが流れ出した時には、もう魂がファ・ディールにいざなわれていました。
様々な旅の記憶が頭の中に蘇り、気付けば頬を伝う熱い雫が。
曲単体でも素晴らしいですし、そしてやはりゲーム音楽というのは作品世界の想い出と連動するものですから、相乗的な込み上げる想いで胸が一杯です。
綺麗な曲には傷口を撫でて消してしまうような救いがある、とMCで植松伸夫さんが仰っていましたが、本当にその通り。
心が浄化されました。
ちなみに、「聖剣伝説」には1より前の企画(下村さん曰く、「聖剣伝説0」)があり、植松さんが20曲程作曲したそうですが、企画倒れになりその曲はお蔵入りしているそうです。
是非世に出して下さい!(笑)
私の中で神である下村陽子さんは、マイクに頭をぶつける天然ぶりを発揮されていて面白可愛いかったです(笑)
なるけみちこさんも独特の雰囲気ですし、多和田吏さんも「イーハトーヴォの優しく美しい楽曲を作るにあたって、緑豊かな田舎の自然の中で曲を考えた。というのは全くの作り話ですけど」などとても愉快な方。
一流のクリエイターの方というのは、どこかしら面白いですね。
会場限定のCDも購入。
光田康典さん(「クロノトリガー」「ゼノギアス」他)と古代祐三さん(「イース」「世界樹の迷宮」他)のサイン入り「新パルテナの鏡」サントラは宝物です!
光田さんとは握手もさせて頂きました。
曲は素晴らしいしイケメンだしで、天は何物を与えるのでしょう。
風の憧憬やシェバトは1億回聴いても飽きません。
ゲーム音楽はやはり最高です!
今もまだ聖剣LoMの「メインテーマ」が頭の中を占拠中。
次回にはそろそろ最愛のゲーム音楽作曲家である桜庭統さんの曲が聴きたい&見たいなぁと思いつつ。