27日21時からニコ生をやる事になりました!

詳細はまた追って記します。

<パープル・ヘイズ>ーーそいつに触れることは死を意味する。
これが、パンナコッタ・フーゴの能力だった。


ジョジョ25周年、荒木飛呂彦先生30周年の企画の一つ、3人の小説家がジョジョの世界を描く「VS JOJO」。


第一弾は「ブギーポップは笑わない」でお馴染みの上遠野浩平先生

シアーハートアタック「僕ハ自動的ナンダ……」というネタを思いついてしまうようなコラボですね。


舞台は「ジョジョの奇妙な冒険」第五部の終了から半年後の世界。

組織を抜けたフーゴを中心としたアフターストーリーとなっています。



第五部の主要な登場人物の名前は大体出て来て、他の部におけるキャラや設定なども数々出て来る為、完全にジョジョを読んだ人向けの作品です。

それだけに、ジョジョを読んだ人であれば面白いッ!と思えるハズ。


ナランチャが「彼」という言葉遣いをするのにちょっと違和感もありつつ(ナランチャなら「お前」とか「あいつ」じゃあないかなとか)、文章もしっかりジョジョっぽくなっています。


新たなスタンド・スタンド使い達もバンバン登場し、楽しめます。

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幕間にはお馴染みのスタンド解説も荒木先生書き下ろしの絵付きで掲載ィッ!



新能力を考えるのって結構楽しくも難しい所だと思うんですが、「レイニーデイ・ドリームアウェイ」の能力はかなりジョジョっぽくありつつ、斬新さもあって好きです。


それなりの数のスタンド使いが出てくる為、一つ一つのバトルがあっさり目なのはちょっと残念な部分ではありますが。



うまく行かないのが人生だ。まずはそれを受け入れることだ。そこからすべては始まるのだ。たとえ他人が自分が期待していることをしてくれなくとも、予想と異なる行動に出ても、それを認めることだ


など、敵のセリフにも味がある所がまたジョジョらしくて良いです。


ジョジョラー、特に五部好き、フーゴ好きの方はマストだと思います。



75点。




しかし……

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アバッキオが大統領に見えるのはまだしも、ブチャラティがちょっとあんまりではないですか荒木先生w