まずはジュニア。
SPで極めて上手かったのは中村俊介くん。 特に素晴らしいのはステップだけでなく全体的に音ハメが素晴らしく、動きもキビキビとしていてメリハリがありました。ジュニアで一人だけフリーは後半組だったのですが、それも納得の上手さ。
次に印象的だったのは周藤集くん。彼はこのシーズン中、なかなかジャンプがはまらなくてインタビューでも反省を聞くことが多く少し心配していたのだけど、このSPではジャンプはハマり自然に流れるスケートを見せてくれました。怪我をしてしまってFSは棄権になってしまったのがとても残念。
中田りおくんはジャンプを一個失敗したこともあり、SPだけでなく良演技と言えるFSでもなんとなく元気がなかったのが気になりました。
JGPFで疲れていたのですかね。
シニアの前半Gで印象的だったのはルーカス。ノリノリでカッコよく滑っていたので、一気に会場の雰囲気を盛り上げてくれました。ロックというのはあまり競技では選ばれないですが、かっこよく滑ってくれると会場も盛り上がる！
また西日本から進出の櫛田くん、杉山くんもSPは前半Gだったのですが、滑るのがもったいないくらいのレベルの高さなのでやっぱり上手い！！
杉山くんはどのジャンプもほぼ筍で跳ぶのだけど、もし筍じゃなくて普通の飛び方なら4回転跳べるんじゃない？と思ったりもします。一方で筍だとジャンプに高さが出る気がする、、という話もあるので一概には言えないですが。
東日本勢は長谷川一輝くんと大島光翔くんがジャンプが決まらず、長谷川くんはまさかのSP落ち。スタァはなんとか持ち堪えたものの他の新人勢もFS進めず、来年の東日本の枠が減ることになりました。
上位陣は概ね皆さん良い演技だったと思います。三浦佳生くんと佐藤駿くんの点数が思った以上に低く、詳細がわからない会場内はざわつきましたが、帰宅してテレビでリプレイして確認。
駿くんは4Fでエッジエラーを取られてしまいました。しかしなからLz得意な選手はF苦手、F得意な選手はLz苦手という選手が大多数なので、特段取り立てて騒ぐことではないかと思います。
例えばブライアン・ジュベールはその時代の随一のジャンパーでしたが、彼も昔「俺のフリップはルッツ だ！」と開き直ってました。
とはいえ、やはり4Lz と4Fの二つを完璧に跳び分けていたネイサンとマリニンは凄いとしか言いようがありません。