なんだかんだ言って時間が前回から結構空いてしまい、その間にも色々事件やらマスターズ25の発売やらがあったようですが、それはそれとして今日もEDHの事を書いていく所存でごぜーます

 

自分の周りでも、EDH一気参入が一段落したところで、デッキの中身とかも固まりつつみたいな人が増えてきたので、今回は実際に遊ぶ時に自分がどこ見てるかとか、どういったこと考えながらプレイしてるかという話をば

 

まず、EDHはある程度成熟した環境であれば、序盤中盤でコンボパーツを揃えつつ牽制を仕掛け、終盤で無限なり即死なりを決めに行くのが、よく見る光景であると思います。

この無限やら即死やらに対処するには、知識が必要かと思う新参の方々も多いと思いますが、実際にはそんなことは無いと断言してしまっていいでしょう。

というか、レガシーやヴィンテージの一線で活躍しているプレイヤーたちもカードプールの大体上澄みしか覚えてない、つまり環境にあるアーキタイプのよく見るカードしか覚えてないのが実情だと思います。(見たこともないクソカードを覚えている、叩き付けてくるのはジョニーくらいなのでそういうプレイヤーと囲むのであれば別)

 

では、無限やらに繋がる効果を止める為には、どういったテキストに注意していけばいいかというところの一例を挙げていきましょう。

 

まず、一つ目の例として無限マナについて見ていきましょう

 

パリンクロン巨大鯨などを使った土地を起こすコンボ

これらのcipで土地を起こす効果を明滅やバウンスを駆使して何度も使いまわすというのが、基本戦術です。

これを止めるには、そもそものキャストを止めるか、効果を打ち消す、使いまわされる前に除去を撃つなどの対処が可能です。

これらの効果のマズい部分は”アンタップする”というところです。

使いまわしというのが無限の基本戦術であることは、以前の記事でも紹介したように(紹介したよな・・・?)

土地でも何でも起こして何度も使用できる状態にするというのは、基本的に相手が使ってくると死が見え、自分が使おうとすると悪い事に使えるテキストです。

こういったテキストを持つ呪文なり生き物なりが見えたら即座に打ち消し、除去を打ち込み、次に似たような動きをしようと見せたら命は無いと警告しておきましょう。

 

次に挙げるものとして、無限トークンを例に見ていきましょう

 

例に挙げるのが一時期騒がれたサヒーリコンボ

コピーキャットとも呼ばれるこのコンボですが、いわゆるトークン生成によるcipの使いまわしとブリンクによる能力起動の制限回数リセットが基本の構成です。

変則的なものとして、構築ではプレインズウォーカーの唯一性、伝説性を利用して同名カードを2枚使用したコンボも見ることが出来ますが、今回はEDHなのでそこには目を向けずにおく、気になる人は自分で調べてみて欲しい。

 

これを止めるには同じくコンボの基点になるカードのキャストを止める、効果起動前にコピーの大元を消す(対象不適正で効果は不発になる)、また速攻を持ったトークンが全員で攻撃してきてとどめを刺すことが多いため、戦闘をさせない、ダメージをすべて軽減するなどの対応をしてもコンボが不発になることがある。

 

これらのコンボの要件となるテキストは

”あなたがコントロールするアーティファクト1つかクリーチャー1体を対象とし、それの他のタイプに加えてアーティファクトであることを除き、それのコピーであるトークンを1つ生成する。そのトークンは速攻を得る。

といった部分と

あなたがコントロールする他のパーマネント1つを対象とする。あなたはそれを追放してもよい。そうしたなら、その後そのカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す

この二つのテキストになる。

コピーさえ生成できるならという意味では、いわゆるキキジキアラームや欠片の双子なども、これと同じ動きをしてくるタイプのコンボである。先に紹介した無限アンタッパーとタップ効果でコピー生成という動きなので、注意するテキストなのは同じと言える。

 

三つ目に挙げるのが墓地活用系のコンボを例に

墓地利用は止められる手段が比較的多く、コンボの中でも即死に繋がるものが少ないため、警戒を怠りやすい人も少なくないのではと思われる。

そのなかでも注意しておきたい(よく見る)のはトリミケと呼ばれる、不浄なる者、ミケウストリスケリオンのコンボだろう。

ミケウスの不死を付与する効果とトリスケリオンの+1/+1カウンターを取り除く効果を組み合わせ無限に死んでも戻ってくることが可能にするコンボである。

単純に墓地から蘇生するだけの効果だと、比較的よく見るため、見逃しがちであるが、Mt:Gはマナ制のゲームである。つまり、大抵のことはマナを支払わなければできず、マナを支払ってゲームメイクをしていくことが前提のゲームである。

呪文を唱えるのも、効果を起動するのも、墓地から蘇生するのも。基本的にはマナを支払うことで可能にしている。

つまり、三つ目に注意すべきテキストとして挙げるのが、コスト軽減や代替コスト系のテキストを持つものである。

トリミケは本来平均して3~5マナ払って行う蘇生と言う行為を+1/+1カウンターを乗せるだけで蘇生させている。他にも様々なコンボがあるが、全てのコンボの着眼点はここであると言っても過言ではない。

要するにコストパフォーマンスが著しくおかしいもの、これは何かしらの起点になっていることが多い。

 

EDHやその他のフォーマットをプレイしていても何かしらのコンボに会うこともあるが、相手が何をしてくるかわからないときはこういったところに注目していくと、見慣れないものでも格段にプレイがやりやすくなるだろう。

 

では、また次の機会があればお会いしよう。