三島由紀夫は、死にとりつかれてしまったのかもしれない。

 戦場で死にたかった。戦死であれば忠義にもなる。

 

 文学の才能がありながら、書くことで生きていくことはできなかった。

 

 死ぬこと以上の魅力を、書くことでは見いだせなかった。

 生きることでは、見いだせなかったのかもしれない。