同乗者
 
 いい歳をした男が ぬいぐるみをとも想ったが
 なんとなく 買ってしまった
 
 いまはまだ 心の隙間が埋められない
 
  あの日のように もっと連れ出してあげればよかった
 
 そんな想いが あったのかもしれない
 代わりなんてものが ありはしないことは 誰よりも知っているはず
 でも・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
 
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 誰かに 聞かれたら
 
   『どうせ空いてる助手席 小物入れにね!』
 
 いつかそんな言い訳まで!
 苦笑いが口元に浮かぶ・・・・・・・・・
 
 車の中を冒険して 外を眺めて ハンドル握って
 疲れたら わたしの膝で眠る
  
 そんな思い出が わたしの心をいつからか占めていたからかもしれない
 むろん 代わりなどありはしない
 器なのかもしれないと想う 心が其処に還ってくるようにと・・・・・・・
 
 
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  Photo 2012.08.12 自宅にて