啓 「岩さんは、何にする?」
拓 「俺は『日替わりランチ』でいいや」
啓 「んじゃ、俺はとんかつで……」
拓 「山田、ちょっとあそこのテーブル見てみろよ」
啓 「ん? ……あれがどうかした?」
拓 「カップルで来てるのに男のほうがメニューとにらめっこ
したまま、もう10分くらい経ってるな」
啓 「決まらないんだね~」
拓 「なんで決まらないんだろうな? 今食いたいもの
頼めばいいだろ。あーゆーの、優柔不断って
言うんだろうな」
啓 「色々食べたくなっちゃうんでしょ。俺はちょっと
わかるかも」
拓 「メニュー見て、ああ、これもうまそう。とか
これもいいな。とかは俺も思うよ。けどよ、彼女と
来てるのにあんなに迷うか? 普通。見てみろよ
彼女のほうずっと携帯いじってるぜ」
啓 「決まらないのは、もう性格だよね。彼女のほうも
慣れてるんじゃない?」
拓 「い~や、あれは近いうち別れるね。っていうか
別れたほうがいいね、あんな男とは。
優柔不断な男なんて最悪だ」
啓 「それは言い過ぎじゃ……」
拓 「嫌いなんだよ。女々しいのは。ほら俺の同級生にも
いたろ? 優柔不断な奴。あいつのことは何回殴った
ことか……あ~。思い出しただけでイライラする」
啓 「ひでぇ言われよう……。あ、決まったみたいだよ」
拓 「遅せえよ。なんでも即断即決。世の中を楽しく生きる
コツだ」
啓 「はいはい。ほら、俺たちのほうも来たよ」
拓 「ほらな、即断したからこそ、こんなに早く飯が食える
ってわけだ。……いただきま~す」
啓 「たかだかファミレスのメニューを早く決めるくらいで
人生が楽しくなるとは思えないけど……いただきます」
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優柔不断な友達は、たまに面倒になりますね……(;^_^A
岩崎の言いたいことも、わかる気がします
usk