とある柔道の大会を観戦した。地方の大会にしてはなかなかの白熱した試合が続き、決勝戦を迎えた。 団体戦で副将までタイスコア、雌雄を決する大将戦で事件は起きた。 明らかに押さえ込みに入っているにもかかわらず、主審が宣告しないのである。副審二人は押さえ込みの指示をしていて、観客もみんな呆れ返っている。しまいには激しいヤジが飛び交う殺伐とした雰囲気になった。結局押さえ込まれた方のチームが逆転勝ち― 明らかに押さえ込んでいた子は泣き崩れてしまった。聞けばその主審は勝ったチームの監督と昔チームメイトだったとか。 教育もなにもあったもんじゃない。この決勝戦を戦った両方の選手がどんな大人なるか―考えただけでもぞっとする。