紙芝居屋の

大事な商売道具

自転車。





うちの自転車は


近所のオリンピック(というスーパー)の
目の前にある自転車屋で
14,000円で買った
普通のギア付きママチャリ(笑)







本当は、実用車が欲しかったけど

あれは、カゴがついてないし
ギアもついてないし、
何より高額…





(↑参考までに…実用車。

タイヤも丈夫で安定感があるので
紙芝居屋にはいいのだが

如何せん高価だし、パーツも特別なものだからメンテナンスも大変なのだ)





現代の紙芝居屋さんたちは、
ほとんどが車を持っている。


たいてい現場まで
車で行き、車で自転車を搬入して

現場についたら車から自転車をおろし
そこで舞台をセットして紙芝居をしている。


とてもとても、羨ましい。




その方が、様になっていて
絶対格好いいのだ。





自転車のある風景は

それだけで

紙芝居っぽい。






そして、クライアントさんも
それを求めている場合が多い。



先日も、横浜での仕事の時に

先方から『自転車はどうやって搬入しますか?』と聞かれ…






駐車場が月四万円する
一応、23区である
アーバンライフ荒川区民には
車を持つことがいかに大変かをお伝えし



また、紙芝居舞台を後ろに載せた
重量20キロを越える自転車で
多摩川を渡る自信がないことをお話したら



「自転車はいりません…」


と、いわれてしまった。



ご期待に添えず…大変不甲斐ない…。






しかし、しかしである。


私は自転車での紙芝居はやらないかといえば
そんなことはない。



元々は、自転車紙芝居(=街頭紙芝居)を母がやっていたし

道具もそれようの物なので



自転車で行ける範囲の紙芝居公演なら自転車で行くようにしている。



主に、荒川区と台東区

頑張って千代田区までである。





足立区は、橋を渡るのがきついし
文京区は、坂が多いし
墨田区は、紙芝居屋のちっちさんがいらっしゃるから自転車紙芝居はやらないのだ。

※ちっちさんは墨田区在住の街頭紙芝居屋さん(大江戸ヤッサン一座)

同業者のテリトリーで商売をしないとわたしは決めている。
もちろん、ちっちさんはそんなこと気にする方ではないけれど、私は気にする質なのだ。





そんなわけで
仕事でもプライベートでも愛用している
私の自転車「黒王号」


鞍が、傷んできたので


今日は、鞍を取り換えたのだ。
















ホムセンで、買ったラバーマットが
めちゃくちゃいい働きをする。


これがないと、マジで荷台から
舞台がずり落ちる。


前回、たかだか10分の道のりで
紙芝居道具が三回ずれ落ちて
限界を感じた。


後ろにつむ
木箱(舞台)も重いし
紙芝居(紙の束)もクソ重い。


最近は、それに
スピーカーも載せたりするから
トータルで20キロを支える荷台が
結構な重量。


黒王号には、
実は
特注の荷台とスタンドがつけられている。
初期投資には、かなり金をかけたのだった。

紙芝居中の自転車の転倒は絶対に
あってはならない。


あと、実は、タイヤもちょっと良いタイヤを使っているのだ。

ブリジストン社のカタログで、吟味させていただいた。



ブリジストンと言えば
30万円で
実用車を出しているが

サンタさんがこのブログを読んでくれていたら
クリスマスには、ブリジストンの実用車をくださいお願いします。









…さて、今日はこれから
小学校の室内公演。


自転車搬入はNGなので

スーツケースに道具をつめて行く。







このスーツケースも
実はけっこう重いのだ。


15~17キロはあるかな。


荷台にガッチガチに縛って
搬入する。











ボロボロになった
先代の、鞍。


お疲れさま。

お前は用済みだ。
ありがとう。

焼かれてください。





さて、それでは今日は私の母校での
定期紙芝居公演です。


四回目だけど
だんだん子どもたちが
常連の顔になってくれるのが
嬉しい。




「おう、また、来たんだ!」
「今日は僕が拍子木叩くから!」
「今日はどんなの持ってきたの?」
「終わったらまたシールあるでしょ!」
※シール=景品のおまけ





こんな、さなかでも
人前でライブができるのを
嬉しく思います。






ありがとおおお!!!





じゃ、行ってきます。






とら