10年近くこの職場に勤めた人が
ついに退職を決意したそう。
実はその人、私と同じように
東京の大きな病院で6年勤めて退職。
夢だった島暮らしをスタート。
私と同じ、29で奄美大島に来た人。
そして約10年、ついに奄美の生活に
終止符を打とうとしてる。
なんでそう思ったのかとか、
私の状況と被るところも多くて。
なにごとも自分と似た環境で
自分よりちょっと先を歩く人の話は
聞いてみたくなるものです。
理由は、「もう奄美は満足した。悔いはない」と。
でも、よく話を聞くと
決してこの生活に飽きたわけじゃなくて。
「10年経つ今でも非日常は感じるよ。
それは今でも感じる。
今年はなかったけど、毎年町全体でやるお祭りとか
本当に独特で、毎年新鮮で楽しいし。
そしてこの景色も、また非日常って感じる。
私は高校で地元を出たのね。
自分の地元をずっと田舎って思って、
当時は地元って感覚もなかったし！
帰りたくなかった。
でもふと、この歳になって
地元の大きな病院で活躍してる友達看護師とか、
自分のパン屋を開いて頑張ってる友達を見て
かっこいいなぁって思ったんだよね。
そう思った時に、私自分の地元(田舎)のこと
なーにも知らないなって思ったの。
高校で出てきちゃって、そのままだったから。
で、そのときに自然と
あ、地元帰ろうかなって思えたんだよね。
奄美に来た時は、
まさか自分がそんなこと思うなんて
全く思ってなかったよ！！！
でも、ふと、
自然と自分の中でそういう感情が芽生えたから
戻ろうって。
だから、悔いはないの。
まだまだ非日常で、奄美のことは大好き！
でも帰ろうって😊
10年もいたから、そりゃ色々あったよ〜！！笑
恋愛も😘」
先輩のそんな話を聞いて、
すごく心打たれた。
もともとだいっっすきな先輩だったけど
益々大好きになって、
本当にかっこいいって思った。
引き際がかっこいいというか。
頭で悩んで考えた決断じゃなくて
自分の心から感じた素直な感情を大切にした決断。
だから未練も後悔もないんだなって。
やっぱり“自分の心の声に従う”って
後悔のない人生を歩むにあたって
すごく大事なのかなって感じさせられました。
奄美に来た人、
ひとりひとりにちゃんとドラマがあって
すごく心打たれる
勉強はたくさんしてきたけど、
こういう人生とか生き方についてって
あんまりちゃんと考えたことなかったからこそ
こういう人の話にすごく興味があるし
すごく考えるようになった。
一緒に働ける残りの時間も
より一層大切にしよう！
