蘭越駅は蘭越町の中心駅です。案外蘭越町って地味な存在です。
ルスツ村と合併したとかニセコ町の一部と勘違いしている道民も多くいます。
日本一の清流に認定されたことがある尻別川が流れるまち。ニセコ温泉郷のまち。
近隣町村よりも大きな面積を誇るまちでもあります。
「ランコ ウス ィ」(カツラの群生するところ)というアイヌ語由来の地名です。
カツラは薄毛の人のお助けではなく、木の桂です。
桂の木は良材して伐採されたので、昔ほどの群生は見られませんが、その由来を感じる場所もあるそうです。
ちなみに町の木は「コブシ」だそうです。
蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山から日本海まで自然にあふれた町が蘭越町です。
ローカル線とはいえ、町の中心駅らしい構えの駅舎です。
乗降客180人/日ほどの駅です。
駐車スペースには車が並んでいます。
少し離れたところからも利用者が乗りつけているのでしょう。
この日は休日でしたが普段は自転車も並んで青春列車となるのでしょうか。
1人でも多くの人に列車に乗ってもらいたいものです。
風除室付き待合室。でいいのかな。奥はサロンなのかな。
夏は手前の4連ベンチでいいのかな。寒くなったら風除室の中がいいな。
リバーシブルの駅と……呼ぶのか?英語に弱いんで使い方間違えているのかも。
簡易委託駅です。次の改札のご案内があります。
むかしは当たり前の風景でした。
1番ホームは小樽方面、2番ホームは長万部方面ののりばです。
一部当駅折り返しがありますので、その際は2番ホームから小樽方面への列車がありますのでご注意ください。
小樽方面
長万部方面
大自然に包まれた蘭越町。
むかしのローカル駅の雰囲気を残している蘭越駅。
通過するだけの時には気づかなかったけど、この空気感はたまらないものがあります。
山線で未訪のままの駅があるから、その時にまた寄ってみます。