佐呂間駅は佐呂間町の中心地に置かれた駅。
佐呂間町といえばサロマ湖。
サロマ湖畔の賑やかな場所に駅があったのか?
そう思うでしょ?思いますよね。思ってください。
だって、ついさっきまで国道沿いに線路の跡を見ながら走っていたんですから。
まさか、国道から8kmも内陸に市街地があるなんて……。
そんな行った戻ったの廃線巡りも楽しいものです(苦笑)
迷子じゃなく、行ったり戻ったりしただけです(汗)
たどり着いた旧佐呂間駅。
館内自転車乗り入れ禁止の鉄道記念館になっています。
お願いだから、大切な資料・史料を荒らすことのないよう、自転車で記念館に乗り入れはいないでください。
館内の資料も素晴らしいものが並んでいるのだと思います。
思うのですが、外がもっとスゴイ!
SLの代名詞ともいえるD51 565。
ただいま塗り替え作業中です。
10月いっぱいは作業予定(町役場)のようです。
作業が終わると冬ごもりのシートがかけられますので、キレイな姿を公開されるのは来季からとなりそうです。
訪問時は丁度サビ落としの作業中でした。
北海道の夏休みが終わって作業開始となったのかな?
手作業なんですね。細部にも作業員さんの手が入り紙やすりで錆を落としていきます。
やや色褪せているD51は、来年から黒々とした現役の輝きを取り戻すのでしょう。
楽しみです。
保存車両は郵便・荷物混合車両スユニ50 517、車掌車ヨ8017がD51に連結されています。
他にディーゼル機関車のDE10 1677が静態保存されています。
腕木式信号機もいい雰囲気です。
すべてに足場が組まれ、来春のリフレッシュが楽しみです。
もう迷子にならないし、これは行かなきゃ!
キレイに塗り替えられた駅。
手入れしてもらえるのは幸せな廃駅です。
実際には、鉄道記念館として整備される時に、元の駅舎をモデルに建て替えられたらしいのですが、そんなことはどうでもいいくらいノスタルジックにどっぷりハマル場所です。
広かった構内を偲ぶのは、公園に隣接したバスターミナル。
そこまで構内だったんだな~と思いながら、迷ってでも来てよかったな~と感じる場所でした。