旧留辺蘂町は人口約1万人の町でした。
 温根湯温泉やキツネの放し飼い施設・北キツネ牧場など観光施設が多く、農業では甘納豆の原料となる白花豆が特産です。
 かつては、ハッカが広く栽培されていましたが、輸入品が増えてからは、北見地方のハッカの栽培は滝上町など一部だけになってしまいました。

 留辺蘂町の鉄道の歴史は古く、大正元年11月18日留辺蘂~野付牛(現北見)に湧別軽便線が開通しています。さらに1914年10月5日には留辺蘂~下生田原(現安国)に留辺蘂軽便線が開通した際に奔無加駅が開設されました。(奔無加駅は昭和26年7月20日に金華駅と改称されました)大正5年には762mm→1067mm改軌工事が完了して、大正22年石北線全線開通となります。
 網走港から内陸への輸送の要衝だったことがわかります。

 そんな留辺蘂に平成12年4月1日開業したのが西留辺蘂駅。
虎ちゃんの無人駅巡り

 旭川から国道で移動すると39号。上川から333号。安国を過ぎると242号。そして金華を過ぎて公衆電話のあるローソンの交差点から再び39号に戻り.留辺蘂市街に入ります。
 市街地に置かれた西留辺蘂駅は1面だけの駅です。
 留辺蘂駅との距離は2.0km。
 駅に隣接しているのは中学校。小学校も近くにあります。 
虎ちゃんの無人駅巡り

 高校も近くにあります。
 この駅では朝の通学時間には、3両全てのドアが開くといいます。
 ワンマン運転のはずの列車が?と思いましたが、金華で折り返す列車に運転士が2人乗っていたのを思い出しました。
 指導で乗務しているのかと思ったら、学生の多い列車の出札業務があったんですね。
虎ちゃんの無人駅巡り

 北見市内の高校近くの駅でも同様のようです。
 
 高校時代、列車通学に憧れながらバイク通学していました。
 でも、この歳になると、通学時間に乗っていると、ややあのテンションについていけなく感じます。
 この駅に停まる青春列車はどんな賑わいなのでしょう。
 木の香りが嬉しい待合室でそんなことを思う駅です。
虎ちゃんの無人駅巡り