昨日の午後からの雨が嘘だったかのように、今朝から薄いベールをような雲を通して日が差し込んでいる。

 こんな場合、晴天ではなく好天と言った方が良いのだろうか。

 

 その空の下を、百数十m程駆け足をしてみた。

 走っている時は、息が上がるようなことなく、脚の方の疲れが先だった。

 だが、多少の息の乱れが生じて、それが整うのには数分間はかかったと思う。

 

 心臓にステントを入れる前は、それが酷くて自分の人生は終わりかと思っていたくらいだ。

 今は、心臓からくる不安はなくなったものの、肺の方には不安いっぱいだ。

 

 勿論、長年の喫煙に寄る心配なのだが、その心配COPD、つまり肺気腫のことだ。

 今も尚、病名や官僚がやっていた国会答弁などで英語を使う風潮があったが、我々の年代以上では迷惑千万な事だ。

 今現在も、病名に関しては横文字の多用に衰えはないようだ。

 スマホやPCを使っている人は検索して調べられるが、ご年配の人には使えない方も多い。

 人によっては誰かに聞きたくないと言う人も多くいるとみられ、英語であれ外国語の多用は迷惑な話だと思う。

 

 と、話が脱線しかけたので、元に戻したい。

 私の心配の肺気腫は、痰の増加によって尚の事不安は増した。

 それで、取り敢えずは痰を徹底的に出すことを根数か月間実行してきた。

 そのお陰なのかどうか、最近は痰のでは非常に少なくなり、色合いも殆ど透明感のあるものになっている。

 当然の事ながら、それに連れて粘々も薄くなりつつあるのだが、頻度はそんなに減ってはいない。

 

 今日、気持ちの良い太陽の下、軽く駆け足をしたくなったのは、何も意識してという訳ではなく、自然にその気になってしまったのである。

 今まで肺機能の事を意識して、なるべく痰を出すことに積極的になっていたのが、何やら功を奏した気分になっていたのだろう。

 このような心掛けは、やはり、独り身なので部屋の中では気遣いをしなくて遠慮なく痰を出せるのが幸いしたかもしれない。

 

 勿論、だからと言って安心をしている訳ではない。

 つい最近まで、肺気腫はレントゲンには映らず、発見が困難だとされていたようだが、今ではCTスキャンで診断がつくようだ。

 なので、私も近いうちに受けようとは思っている。

 

 さて、体重の事もあるし、これからは軽いジョギングも有りかな? と、頭の片隅に浮かんでいる。

 

 村田夏帆と、高松亜衣の「序奏とロンドかプリチーソ」を、聞き比べてみてください。

 あまりこんな人を比較するようなことはしたくないのですが、ただ、二人に言えることは、今のスタイルを崩さずに、練習を重ねて昇華してもらいたい。

 と、言う事です。

 特に、村田夏帆は、彼女しか持っていない独特の演奏スタイルを昇華、確立させてほしいですね。