神戸…。
レトロで落ち着いた、お洒落でハイセンスな街。
そんな神戸にぴったりな女性がTWPメンバーにいます。
今回はTWPメンバー小山田 悦さんをご紹介します。
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le・bonheur(ル・ボヌー)
そこは素敵な世界観に彩られた「幸せ」の場所現在は兵庫県西宮市のアトリエを拠点に活躍する女性フォトグラファーです。
アトリエ名のle・bonheur(ル・ボヌー)は仏語で「幸せ」という意味があるそう。
アトリエに一歩足を踏み入れると、
壁に飾られた悦さんの作品やセンスの良いアンティーク家具、雑貨など、
まさに悦さんの作り上げた世界観に包み込まれます。
細部にまで行き届いた配慮とセンス…。
まさにアトリエに込めた意味の通り「幸せ」の場所です。
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誰かのために撮る写真…
元々はTV番組の制作会社に勤めていた悦さん。
約10年前に退社後、2003年にle・bonheur(ル・ボヌー)を立ち上げました。
きっかけは、先輩が結婚された時に、
「お祝いとして贈ったモノクロのアルバムに、泣いて喜んでいただけたことに感動しました」
「誰かのために撮る写真もあるんだ」と気づかされた、と教えていただきました。
このことをきっかけに、ウエディングフォトグラファーを目指し
少しずつではあったけどゆっくりと歩く日々が始まりました…と。
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苦労や挫折が教えてくれたこと
ホームページからも伝わる様に穏やかでやさしい雰囲気、
そして完成された作品たちを目にすると、
一見すると苦労や挫折とは無縁のような印象を受ける方も多いのではないでしょうか。
しかし、現実はそんなに簡単ではなかった…と語る悦さん。
今のアトリエを持つために毎月3万円ずつ積み立てをして
ようやく昨年、新しいアトリエを手に入れることができました。
開業当時は自宅兼アトリエで仕事をしていました。
まだまだお客様も少なく、ケーキ屋さんでアルバイトをしたり
インターネットからのお客様で細々と仕事をしていました。
また、お仕事をいただくために京都に飛び込みで営業に行ったりもしました…と。
営業先では嫌味を言われることもあったとか…
しかし、逆に「向こうから選ばれるように」と奮起することが出来た…と。
そんなことを重ねるうちに、悦さんの作品に魅力を感じた方たちと
パートナーとして一緒にお仕事をするようになりました。
le・bonheur(ル・ボヌー)オリジナルの細部までこだわった手作りアルバムも
こうして輝きはじめたのではないでしょうか。
見えないところでは努力や苦労の連続だった。
挫折しかけたことも何度もありました。
でも、そんな日々が
「それを表に見せない」「笑顔でいる大切さ」を教えてくれました。
悦さんの座右の銘は“おかげさま”。(小さい頃からお母様が、感謝が大切と教えてくださった言葉)
もうダメだと思った時に“おかげさま”と感謝できる気持ちが
いくつかの試練を乗り越える原動力になってきたのでは…と感じました。
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銀塩、モノクロ写真にこだわる理由
ホームページや写真展などで悦さんの作品を見た方の中には
お気づきの方も多いかもしれませんが
悦さんの作品はすべて銀塩写真によるものです。
銀塩写真がつくりだすあたたかくてやわらかな雰囲気。
デジタルとは違う独特の色の世界。幻想的なイメージ。
その瞬間を写し撮り、空気感を封じ込めた作品こそ、誰にも真似出来ない
彼女だから残すことができる“幸せのカタチ”なのだと思います。
「今のところデジタルに変える必要がない」と、はっきりと言える悦さん。
銀塩とかデジタルとかよりも自分の“スタイル”=“好き”を貫いた結果が
たまたま銀塩だったということ。
一番大事な所に、ブレのないこと…
そこに、le・bonheur(ル・ボヌー)、悦さんの魅力がより一層強くあるのだと感じました。
今後の夢を聞くと「ずっとキラキラしていたい♪」と教えてくれた悦さん。
穏やかな口調とやわらかな笑顔、
その奥にある積み重ねた努力。
そんな彼女だから創ることができる“幸せの世界”は
ずっとずっとキラキラと輝いているに違いない♪…そう確信しました。
(取材・小島靖雄)
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↓↓↓もーっとたくさんの悦さんを知りたい方はコチラ↓↓↓
●メンバーアンケート● ◎名前、屋号、契約店 or エンドユーザー?小山田悦
le bonheur ル・ボヌー (仏語で「幸せ」という意味)
エンドユーザーです。
◎スナップ撮影時、機材リスト、お気に入りの機材レンズ(使用頻度順)
SIGMA SUPER-WIDE�24mm 2.8 ・・・高級レンズではないけれど、私の感性にピタッとくる写真が撮れる♪
TAMRON 90mm 2.8 MACRO・・・予想外に大活躍!!かなり万能♪♪
CANON 85mm 1.8・・・100より柔らかい感じが好き♪
CANON 28-70mm 2.8・・・一番出番が少ない
CANON 24mm 2.8・・・SIGMAがもしもの時の予備。
LED LIGHT・・・メンバーの未知さんの真似して買ったら、超便利♪
ガラゴロ・無印良品・・・現在3代目。コレが無いと、移動できない大切な相棒です♪
◎簡単な経歴(写真を中心に)2000年にTV番組制作会社を退職後、独学で写真を学び
2003年にル・ボヌーを立ち上げる。
現在は主に、Webと口コミでご依頼いただいています。
◎フォトグラファーになったきっかけ前職で、先輩の結婚式に招待していただき、お祝にとモノクロの
アルバムを作って贈ったのですが、泣いて喜んで頂いた姿に感激して
これまでは自分の好きに撮っていた写真だったけれど
「人の為に撮る写真もあるんだ」と目覚め、ウェディングフォトグラファーになろう と決めました。
写真業界のセオリーも全く無知なままでしたが、反って気負わずに出来たと思います。
無知って怖いけれど、時には力になります♪
◎写真を撮るときに大切にしていること結婚式の1日をきちんと記録していくのは
ウェディングフォトグラファーとして最低限の責務です。
+αで、どんな写真を撮るか・・・
そこに「私らしい写真」を表現することが、個性になると考えます。
●非日常の中での特別な空気・姿を品良く捉える事
●バタバタの中でも、まるでゆったり時間があったかの様に、静かな写真を撮る事
●「あくまでも自然、だけどちょっと特別」な写真を撮る事
●お客様に安心感を持って頂く事
●フォーマルな場、という事を忘れない事
◎特色について銀塩・手焼きのモノクロプリント
◎どんなアルバムを作っているか黒台紙に直貼りスタイル。
ヨーロッパのアンティークショップに置いてあるようなアルバムをイメージし
装丁は布張りにレースをあしらっています。(オリジナル制作)
◎写真以外の趣味、もしくはリフレッシュ法写真以外の趣味・・・お菓子作り♪って言ってみたいけれど・・・
街をぷらぷら、たまに衝動買い♪
リフレッシュ法・・・美味しいご飯と美味しいお酒を飲むこと♪
アロマを焚いて、ボ~っと空想すること。(好き な香りはラベンダー)
他は、ずっと写真とwedding漬けです。
◎どんなお客様(花嫁さま)が多い?PARISや雑貨、手作りがお好きで、写真を撮るのが趣味の方が多いです。
結構、ご実家が写真館やお父様が写真家の方がいらして、緊張します。
「いかにも」な写真は不要だとのリクエストが100%です。
◎TWPについて思うこと素敵も、刺激も、喜びも、衝撃も、蜜も、毒もぎっしり詰まった宝箱のような場所。
ポジティブにも、ネガティブにも、後は自分次第・・・
成せばなる♪
◎今後の夢、目標ずっとキラキラしていたい♪
●番外編●☆フィルム撮影にこだわる理由フィルムの空気感、表現力が好きだから。
☆女性フォトグラファーのいいところ、悪いところ特に女性フォトグラファーだから得したって事はないので・・・
キャプテンに優しくしてもらえるっていうのも、男女問わずの人柄次第
でしょうし・・・
お支度に入りやすいって言う事はあるかもしれませんが・・・
悪いところも・・・特に思いつきません♪
悲観的にならない、お気楽な性格なもので^0^
☆ウエディングプロデュースのきっかけは?沢山の結婚式を見てきて、制約の多い現状、やりたい事を諦める
新郎新婦様を目の当たりにして「誰の為の結婚式?」という疑問で
悶々としていた頃がありました。
でも、現状が悪いから、思うような写真が撮れないと嘆くなら
自分でイメージ通りの写真が撮れるようにしたら良いんじゃない♪と思うようになりました。
「オリジナルウェディング」という名のパックプランではなく
本来当然の形、「お2人の為の結婚式」を創りたいと。
フォトグラファーだから、写真に映える会場がわかる。
フォトグラファーだから、写真に映えるドレス、ブーケを知っている。
もともとパーティーや楽しい事が大好きだったから、企画・運営も苦で はない。
そう思い出したら、感性の合うフローリストやヘアメイクさん等な どと出会い
そこから沢山の個人で活動する方々と素敵なご縁が繋がっていき
現在に至ります。
ただし、規模は小さな結婚式です。
今の私にできる、身の丈に合ったお仕事の規模でやっています。
まだまだこれからですが、今できる精一杯を続けていきたいと思います。
☆印象に残っている撮影を教えて下さいう~ん、凄く悩みます。
どれにしようかな・・・。
先日アトリエでの撮影のこと、お父様もカメラをお持ちだったので
「どうぞお撮りください」と暫く時間を差し上げた時のことでした。
とても寡黙なお父様、愛おしい眼差しで、静かにシャッター音だけが響 くアトリエ。
新婦様も言葉はなく、じっとお父様をご覧になって・・・。
すると、新婦様の目からポロポロと涙が溢れてきました。
レンズを通した、シャッター音だけの親子の会話。
こういう時って、本当に言葉が要らないんだな・・・・と、私も胸が熱 くなりました。
愛に溢れた、幸せな時間でした。
☆座右の銘は?「おかげさま」
☆最後に、今 行ってみたい国は?PARISにも行きたいけれど、今は自分の足元、日本のあちこちをゆっくり周ってみたいです。
特に温泉♪(私の中の、ちっちゃいおっさんが・・・)
あ、まるで世界を周りつくしたみたいな発言^0^;ナイナイ。
でも、今はそんな気分です♪
最後に悦さんのス・テ・キな作品はコチラから☆http://www.wedding-photograph.com/mennts/oyamada_etsu.html