★そもそも「断捨離」とは

最近断捨離(だんしゃり)という言葉をよく耳にするようになりました。その意味は、「不要なモノなどの数を減らし、生活や人生に調和をもたらそうとする生活術や処世術のこと」
だそうで一般的には次の3つから成り立っているそうです。

断=入ってくる要らない物を断つ
捨=家にずっとある要らない物を捨てる
離=物への執着から離れる


最近テレビなどでも、この「断捨離」をテーマにした特集などが多く組まれているようですね。



★経営の「断捨離」について

この断捨離という考え方ですが経営においてもとても重要な考え方です。

私もいろいろな会社を見てきましたが、「業績が伸びている会社」と「落ち込んでいる会社」をこの『断捨離』という観点で考えると大きな違いがあることに気が付きます。

1.しがらみを断つ(断捨離の「断」)

業績の悪い会社はあらゆる「しがらみ」によって縛られています。そのほとんどは、企業のトップである社長にからむものがほとんどです。それらのしがらみによって、本来決めなければならないことがうやむやになります。

また組織にも伝播し、正当なことをしている社員や本当に成果を出している社員をきちんと評価できなくさせます。そして社長に対して間違っていることをNo!とハッキリ言える人もいなくなります。だから一見うまくいってるように見えていても内部はボロボロだったりします。

一方で業績が良い会社はこのようなしがらみなどないので、意思決定も早く、掲げられた目標に忠実に向かう行動を起こすことができます。従ってすべての社員の言動はブレません。ブレない社員をお客様はちゃんと見ていますのでその会社の信頼も高く、お客様も離れにくい、故に安定的に業績が上げられています。

経営資源(ヒトモノカネ)は限られています。社員の時間も無限にある訳ではないので、やるべきことに集中させる事が何よりも重要になってきますし、今ストックしてあるお金を何に使うのか、効果的な結果(利益を出す)を得るためにどうするべきか。トップ自身がしがらみになっていることはないかをよく考え、それらを断つ勇気を持つということが大切だと考えます。

2.モノをどんどん捨てる(断捨離の「捨」)


業績が悪い会社はとにかくモノでオフィスが溢れかえり、モノによって支配されています。

最悪な会社はモノが整理されておらず適当に山積みされていたり、通路やエントランスに当たり前のように置かれていたりする。さらにどうしようもない会社は請求書の伝票や社封筒がありとあらゆるところに適当に山積みされています。

またモノを蓄える傾向があります。目的のほとんどは「いつか仕事で役立つだろう!」と思って買い込んだモノ、あるいは仕入れたモノです。でもこの「いつか」というタイミングはほとんどの確率でおとずれることはありません。もしおとずれたとしてもそれらのモノすべてが稼働することはほとんどないのです。またモノが増大することによってそこで働く人たちが快適に過ごすことができなくなり、最終的には仕事の効率を下げることもあったりします。

一方で業績のよい会社はまずそもそも余計なモノは抱えません。またモノがよく整理されており、モノがむき出しでは決して放置されておらずキャビネットにしっかり整理されて入っています。さらに社員が必要なモノがどこにしまってあるのかよく分かっている。誰かに何度も聞く手間も、無駄な動きをすることもほとんどないのです。そして最後には重要でないものはどんどん捨てています。

ほとんど誰も気づいてないのですが「モノによって企業経営は左右される」こともあります。やはりモノは持たない方がいいし、必要でないものはどんどん捨てるべきなのです。

3.今の場所から離れる(断捨離の「離」)


業績の悪い会社は現在の場所から基本的に離れることはありません。もちろんその地域に根ざすというハッキリとした使命があったり、そこに集まる社員やお客様の利便性などを考えているのであれば問題はないのですが、何の根拠もなくずっとその場所にとどまっているだけならば、業績もこれ以上上がることはまずありません。

一方で業績のよい会社はとにかく移転しています。それもただやみくもに業績が上がったからと移転しているわけではなく、オフィスを取り囲む社外の環境が変化したとき(例えば周りの環境によって著しく業務の障害が今後でそうなときなど)、そして自社の今の経営環境からふさわしい場所が見つかったら躊躇なくその場所から離れて新しい場所に移っているのです。

新天地では社員全員が新たな気持ちで働きますので気分も一新されますし、何よりも新しいお客様にもたくさん恵まれる可能性があります。

もしその場所にオフィスを構える明確な理由がないのなら、またよりふさわしい会社全体の成長を考えるのであれば柔軟に場所を変えてみる(=今の場所から離れる)必要があるのです。

断捨離は勇気が必要です。でもほんの一歩から始まります。これを考えるか、またうやむやにするかで大きく運命が変わることもいろいろな会社を見てきたので分かります。

もし業績が悪いのならば、外部環境のせいにせず、また社員に発破をかける前にやるべきことがたくさんあります。

ぜひ断捨離の観点からこの際考えてみませんか?

はたらくマスター
高橋純一
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