Avocado(アボカド)と弁護士の不思議な関係 | マルチリンガル革命! <英会話・仏会話+α>

マルチリンガル革命! <英会話・仏会話+α>

海外では二カ国語(バイリンガル)や三カ国語(トリリンガル)を話せる人は決して珍しくない!モノリンガルな日本人を脱するヒント満載のブログです。


こんにちは、しんむらです。

メキシコ料理は美味しいですね!
個人的はワカモレ・チップスが大好きです。

Guacamole:(グワァカモゥリ)ワカモレ
その原材料となっているのがアボカドです。

Avocado:(アヴォカードゥ)アボカド

ところで、みなさんはアボカドが野菜だと思っていましたか?
正式には果物だそうです。

野菜とフルーツの違いは紛らわしいですね。


さて、Avocadoは原産が中央アメリカです。
そして、その語源がなかなか面白いです!

Avocadoは、アステカ語の"ahuacatl"から派生したと言われています。
何とこの”ahuacatl”は「睾丸」という意味もあるそうです!
形が似ているからですが、大きさは全然違いますね・・・。

中南米を制覇したスペインに持ち込まれ、「ahuacatl」は「aguacate」になりました。
それが英語圏で、「Avocado」となったわけです。

ところが、発音が似ているもう一つの単語があります。
スペイン語で「弁護士」を「Abogado」と言います。

英語は「Lawyer」」なので、あまり混乱が生じませんでした。
語源に弁護士が関係していると勘違い?したのはフランスです。
どちらも同じ「Avocat(アヴォカ)」になってしまいました。

フランスではこんな会話が展開しているはずです:
A:「違う、違う、職業じゃなくて果物のほう」
B:「果物?あれって、野菜じゃないの?」

****本日の単語****

To advocate:(ドヴォケイト)擁護する、推奨する、主張する
ラテン系言語の「弁護士」という単語が残った英単語です。

イメージ暗記法のヒント:
「アボカドを食べよう!」と主張しながら、アボカドを天高く掲げるデモ隊を想像してください。
これでadvocateの意味を覚えたと思います!

*************


筆者をFacebookでフォロー