前回の話の続きです。

参加者は4人だけだったのですが、何とそのうち2人は妹連れでした。

妹さんのうち1人は公民館の外に遊びに行ったので、残った1人に「将棋やってみる?」と声をかけてちょっと体験してもらいました。

この即席の将棋体験はうまくいった面と失敗した面がありますが、そのあたりは気が向いたら次回以降書きます。


今回感じたことは、web 申し込みには現れないけど (事前申込受付時点では妹連れかどうか不明であるが実際には) 妹連れが多いということです。

4人中2人が妹連れだったので、妹連れ率は「50%」ということになります。これってすごく高くないですか?

将棋界は一般に女性への普及活動が苦手だと思いますが、兄に連れてこられた妹って普及活動の対象にもってこいだと思います。

  • 兄は3~4時間くらい将棋を指すので、その間、妹さんはとても暇にしています。
  • 将棋倒しや将棋崩しを含め、女児であっても将棋の駒には興味を持つ確率が高いです。
  • 「よろしくお願いします」「負けました」「ありがとうございました」の挨拶、先手後手が交互に指すこと、玉の逃げ場がなくなったら詰みであること、くらいを体験してもらえれば充分です。
  • 妹さんもある程度の年齢になると、兄と一緒に来場することはなく自宅で留守番したりするようになります。普及活動をしたいなら、来場してくれている時が良い機会です。
  • 何らかの宣伝活動によって将棋の場へ女子中学生・女子高生・女子大生・若い女性に来てもらうには、とてつもない宣伝量が必要です。「兄が参加者、その間に1人で留守番できないから妹も来場する (しかも会場にいる間は暇にしている)」というのは、将棋界にとってとてつもなく恵まれている機会です。

…ということを感じた日でした。