1年以上前のものですが、加藤一二三 九段の Tweet「将棋をはじめるうえでハードルだと思うことは何ですか?」に寄せられた回答は、将棋の入門者がどういうことに困っているのかを考える上で、とても参考になります。

以下、それぞれについて、私が思うことを書いていきます。

「スタディ将棋」等の、動ける方向が書かれた駒がもっと普及することを願っています。

これこそ、棋力が近い人が一定人数以上集まる場があるかどうか、という問題なんですよね。更には、「子どもの入門者が集まる場」「大人の入門者が集まる場」が別問題なので、後者は特に解決が難しい…。

前出の問題と同類ですが、地域差の問題を孕んでいるので、更に難しそうです。個人的な推測ですが、都市圏人口 (≠市町村人口) が数万人以下だと、大都市圏とは全然違う普及戦略を考える必要があるような気がします。

大まかな戦略をどのように獲得するか、という問題ですね。多分、「序盤」「中盤」「終盤」に分けるだけでは駄目で、「囲う」「飛車成を目指す」「とにかく駒得」「相手の囲いを削る」「相手の玉の逃げ場を少なくする」「詰める」のように、その時その時の方針が示せることが理想なんだろうな、と思っています。

これ、とても重要なことなのですが、将棋界には誤解している人が少なくない気がします。長くなるので、詳細は後日。

私がよく利用する supermarket に、「同じことを100回質問されても、笑顔で説明します」みたいな宣伝をしている PC 教室がありまして、そこは入会前の人に「あなたの振る舞いは決して嘲笑したりしませんよ」と発信しているわけです。将棋も、そういうことを発信できるといいのですけどね。残念ながら真逆のことをする人 (リンク先のコメント参照) がいて、将棋界の前途はまだまだ大変だと思い知らさます。

すみません、量が多くて、途中で挫折しました…。