良質で見応えのあるドラマだったが、視聴率はいまいち。TVerでもヒットの指標に届かず……

 

 

 

山下智久が、旧ジャニーズ退所以来初となる、5年ぶりの民放連ドラ主演ということで注目を集めた『ブルーモーメント』(フジテレビ系)が、6月26日(水)に最終話(第10話)を迎え、完結した

 

 

 

 視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は、第1話が世帯8.6%/個人4.8%と悪くない数字でスタートしたものの、第3話で急落。 最終話まで世帯5~6%台/個人3%台と低水準で推移した。最終話でのジャンプアップが期待されたが、それまでと同水準の世帯6.3%/個人3.6%でフィニッシュとなった

 

 

 

TVerのお気に入り数は94.1万(6月27日現在)で、人気の指標となる100万に届いていないため、見逃し配信で大好評だったとも言いがたい。要するに、大コケではないもののヒットしたとも言えず、微妙な結果だったということである

 

 

 

とはいえ、山下の俳優キャリアとして考えれば、本作の価値は高い。山下には『コード・ブルー』シリーズという絶対的代表作があり、近年はNHKで放送された『正直不動産』シリーズ(2022年、2024年)もスマッシュヒット

 

 

 

 言わずもがな人気も実績も申し分ないのだが、2020年10月に旧ジャニーズ事務所を退所して以来、民放キー局の連ドラからは遠ざかっていた

 

 

 

 だから、これからまた民放の連ドラにバンバン主演していくための足掛かりとしては、キャリアを傷つけるほどの大コケにならなかった『ブルーモーメント』は、きちんと一定以上の役割を果たせたのではないか

 

 

 

今後にはつながったと思います。これからに期待しましょう