先日行われた藤井聡太七冠対佐々木大地七段の棋聖戦第3局は、藤井聡太七冠の構想のすごさを見せつけて圧勝しました



先手番の藤井聡太七冠の▲9七桂〜▲8九飛車の構想はすごかったです



さらにその後は佐々木大地七段の反撃に対して、8六玉の王を使っての顔面受けもすごく、その後に王が素早く右側に逃げ切ったのもすごかったです



この構想で局面をリードした藤井聡太七冠は、最後は押さえ込んで佐々木大地七段に勝ちました



この指し回しは、20歳とは思えない指し回しでその強靭な受けも最近は見せつけるようになってきた藤井聡太七冠は、やはり今のプロ棋士で頭一つ実力が抜けていると思います



佐々木大地七段は、藤井聡太七冠とプロ棋士になったのは同期で藤井聡太七冠が最年少棋士なので、年齢は離れていますがプロのキャリアは同じくらいです



対戦成績も拮抗していて、佐々木大地七段にはまだ苦手意識は無いように見えます



ただ藤井聡太七冠とは、タイトル戦で戦った経験が違いすぎるのも事実で、平常心で戦えるのは藤井聡太七冠だと思います



藤井聡太七冠の圧倒的な強さを見ると八冠全冠制覇した後も、かなり維持していきそうな圧倒的な強さが感じられます



そして王位戦も藤井聡太七冠対佐々木大地七段の棋聖戦と同一カードで始まりましたので、藤井聡太七冠にとってはこの同期とのダブルタイトル戦が八冠全冠制覇の障害になってくる展開です



今年一年は藤井聡太七冠から目が離せない展開になりそうですね