今日はいよいよWBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗選手とWBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人選手の王座統一戦があります



この2人は海外のボクシング専門誌で「ライトフライ級」の1位と2位をずっと独占していたので、事実上の「ライトフライ級最強決定戦」だと思います



この2人の王座統一戦がこんなに早く実現するとは私は思っていなかったので、実現したのを知った時は正直驚きました



寺地拳四朗選手がWBC世界ライトフライ級王座を連続8回防衛中の時は、具志堅用高さんの日本人世界王座連続防衛回数の新記録を狙っていたので、京口紘人選手がWBA世界王座を獲得して統一戦を希望しても相手にしていなかったです



それが寺地拳四朗選手が矢吹正道選手との防衛戦で敗れて、連続世界王座防衛回数の記録が途絶えてダイレクトリターンマッチに勝って次の目標がなくなったので王座統一戦か?階級を上げるかになって、寺地拳四朗選手が京口紘人選手との統一戦に乗り気になった経緯があります



これは京口紘人選手が発言していましたが、自分が王座統一戦を希望していた時に相手にしなかったのに負けて目標がなくなってから王座統一戦を希望するのは面白くないという話をしていました



京口紘人選手はミニアム級とライトフライ級の二階級制覇した無敗の王者なので、今は寺地拳四朗選手より格上になったという気持ちもあったと思います



この2人は大学生のアマチュア時代から対戦があって、寺地拳四朗選手が勝ち越しをしているという話ですが、この2人は学年が2学年違って寺地拳四朗選手が上なので、これは当然の結果だと思います



あとこの2人はプロ転向後にもスパーリングで対戦して寺地拳四朗選手が優勢だったという話ですが、昔の話で参考にならないと思います



そしてこの2人の直近の試合ですが、寺地拳四朗選手は矢吹正道選手との世界戦でKO負けしましたが、これは大混乱の試合でした



寺地拳四朗選手がアウトボクシングで有利だと認識していたら、最初の4ラウンドを矢吹正道選手が取っていて追い込まれた寺地拳四朗選手が倒しにいって打ち合いをして最後はTKO負けしたという試合でした



この試合は矢吹正道選手のバッティング問題が大騒動になって後味の悪い試合で、寺地拳四朗選手サイドも抗議をガンガンしたので、矢吹正道選手がかなり批判された試合でした



私はこの試合をYouTubeで見ましたが、感想としては寺地拳四朗選手と矢吹正道選手のリズムが全然合っていなくて、そこを強引に矢吹正道選手は攻めて行ったのでああいう試合になったと思いました



寺地拳四朗選手と矢吹正道選手ではテクニックでかなり差があるので、矢吹正道選手としてはああいう試合をするしか勝つ方法はなく、寺地拳四朗選手は審判のジャッジが自分に不利なのは想定外だったので大混乱した試合でした



ただ追い込まれてから猛攻に転じた寺地拳四朗選手はすごく気持ちが表れていて、すごい迫力で魅力的で新たな一面を見せたと思いました



結局この試合はいろいろ揉めたので、WBC当局からダイレクトリターンマッチを要求されて再戦をすることになりました



この再戦も私はYouTubeで見ましたが、この試合は矢吹正道選手は前試合のバッティング騒動があったので、思い切った突撃がしにくい雰囲気で、寺地拳四朗選手は前回の反省から攻撃的なスタイルに変貌して3ラウンドのKO勝ちをしました



それから京口紘人選手は前試合はWBA世界ライトフライ級レギュラー王者との指名試合で、この試合もYouTubeで見ましたがアウェイのメキシコで試合をしましたがジャッジで不利なジャッジを受けて会場が相手選手の応援一色という状況で、見事にKO勝ちをしました



この京口紘人選手のメンタルの強さは絶賛されていて、海外試合も行って勝っているので海外の評価も高い選手です



この2人はライトフライ級では最強の2人だと言われていて、すごく楽しみな試合ですが私の予想を書いていきます



寺地拳四朗選手はテクニックがすごいヒットアンドウェイの選手でしたが、前回の矢吹正道選手戦で攻撃的なスタイルを見せてそれもすごかったのであらゆるスタイルがハイレベルの選手だと思います



京口紘人選手はすごく攻撃的な選手で、そのパワーとパンチ力で相手を倒すスタイルでメンタルの強さはどんな状況でも力を発揮できる選手だと思います



この試合は京口紘人選手はいつものスタイルで戦ってくるのが予想されて、寺地拳四朗選手がどういうスタイルで対応するかが勝負の分かれ目だと思います



テクニックでは寺地拳四朗選手が上でヒットアンドウェイでポイントを狙ってくるスタイルだと京口紘人選手はかなりやりにくく、2人のスタイルを考えて京口紘人選手は相性がすごく悪いという指摘がかなりあります



この試合のルールは私は現時点でわからないのですが、WBCルールで4ラウンドごとにジャッジの採点が発表されるかどうかも大きく影響されると思います



それにジャッジが日本人3人の可能性が高く、そうなると寺地拳四朗選手のヒットアンドウェイのスタイルが矢吹正道選手の試合の時のように評価されず採点が不利になる可能性があります



そういうことを考えると寺地拳四朗選手が京口紘人選手のスタイルに合わせて打ち合いを選択する可能性が高いと思います



寺地拳四朗選手の弱点は矢吹正道選手との負けた試合でわかっているので、乱戦に持ち込んでガンガン打ち合いにすれば京口紘人選手が有利だと思います



あとはファーストコンタクトで京口紘人選手のパワーを寺地拳四朗選手が感じて、パワー負けすると思えばヒットアンドウェイの試合にすると思います



こういうことを考えると寺地拳四朗選手が試合のスタイルを決める選択肢を持っていて、私は寺地拳四朗選手は京口紘人選手と打ち合いをするスタイルを選択すると思います



そうなれば京口紘人選手がやや有利の判定勝ちをすると思います



この2人は今が最強の状態でキャリアハイだと思いますし、差はほとんどないと思いますので相性やルールやジャッジなどが勝負にかなり影響すると思います



私の予想は寺地拳四朗選手が京口紘人選手との打ち合いを選択して、京口紘人選手の微差の判定勝ちだと思います