今週の北海道の記事では、「最悪欠陥システム」「アカレンガ型システム」を思いつくキッカケになった原点とも言える「夕張市破綻」を思い出し、その当時に考えたことを書いていきたいと思います



「夕張市破綻」は、今でも北海道にとって大きな分岐点になった事件だと思いますが、アカレンガ道庁の処理が酷すぎて私も唖然としたのを覚えていますし、北海道の数々の問題を考えるキッカケになった事件でした



それでは記事を書いていきますが、「夕張市破綻」については危ない地方自治体と言われていたので、破綻自体にはあまり驚かなかったです



それより驚いたのが、夕張市の破綻時の総負債が約630億円で赤字が約360億円の話で夕張市はこの時の人口が約12000人だったので、「なぜ夕張市規模の市町村でこんな規模の総負債や赤字が発生するのか?」という話です



この当時は「財政再建団体」という制度があって、実際「財政再建団体」になった市町村の前例もあり、そこは道路の補修も役所が直営でやらないといけないなどニュースになっていました



「財政再建団体」の制度では、いきなりこんな大赤字が発生しないはずなのにどうなっているのか?というのが、まず考えたことでした



そしてニュースで「夕張市破綻」の発表をしたその当時の後藤市長の態度が、「国と北海道が悪いから助けるのが当然だ」というすごく態度がデカく強気だったのを見て、私は唖然としましたし、全国の人達に叩かれるだろうなと思いました



ただこの後藤市長は、この発表の後に国や北海道にすごく怒られてフルボッコにされたのか、その後の態度は借りてきた猫のようにおとなしくなりますが、最初の態度は重要でイメージが悪くなりました



こういう状況なので、「夕張市破綻」の後処理は夕張市ではなく北海道のアカレンガ道庁が中心になって、国と総務省に対応することになります



この当時は「夕張市破綻」は話題になったので、北海道新聞や日本経済新聞などが「夕張市破綻」の特集した本を出したので、私はそういう本を買っていろいろ調べることにしましたし、Twitterでチェックすることにしました



それで「夕張市破綻」のすごい総負債や大赤字は、夕張市が10年くらい「ジャンプ」という赤字隠しの「粉飾会計」をしていたのが原因だとわかりました



これは大問題で、民間企業で「粉飾会計」をしてすごい総負債や大赤字で倒産したら、当然経営者や指示した人や実行した人に厳しい責任追及をされるのが当然で、私は夕張市もそうするべきだと思いました



この意見はTwitterでもツイートしていて、大学教授の方にも同意していただき、全体でも支持されたい意見でした



夕張市の「粉飾会計」の厳しい責任追及をすれば、市長や市職員の損害賠償や退職金拒否など人件費も削減できて、大赤字を少しでも減らせると考えましたし、本来は10年くらい前から破綻状態だったならその時に財政再建を真剣にやっていたらここまで大赤字にならなかったという話です



もう一つの話は夕張市の市債を購入した金融機関の「貸し手責任」の問題で、都道府県債や市町村債は国が保証するという法律はないという話でしたが、そこは「暗黙の了解」で保証される話になっていました



これを国が地方債を保証しないという話になると、財政状況が悪い地方自治体の地方債は暴落すると言われていました



私は夕張市の大赤字がすごすぎるので、特例でなんとか夕張市債の償還を一部でも免除できないか?ということも考えていました


ひとまず夕張市の大赤字を少しでも減らして縮小させることを考えるのが、普通の人の発想だと思います



そう思いながら日本経済新聞の「夕張市破綻」の特集本を読んでいたら、「粉飾会計」の関係者の市職員をアカレンガ道庁が裁判で訴えても負けるからとやめたという話が書かれていました



これも私は呆れた話で、これは長引くと思いますが「「粉飾会計」の責任追及を裁判でしろよ!」と思いましたし、全国に人達にそういう姿勢を見せないと風当たりが強くなると思いました



そして私はこのアカレンガ道庁の「粉飾会計」の責任追及をしない姿勢を見て、官公労が拒否しているのとアカレンガ道庁自体が北海道の会計で「粉飾会計」をしているので、責任を取らされる前例を作りたくないのだと思いました



このアカレンガ道庁の姿勢に国と総務省も本当に困ったと思いますし、自分達に厳しい責任追及をしたなら、夕張市の処理に温情をかけれる大義名分、理由もあると思います



その後に夕張市が出してきた案が4年間で市職員の退職金を段階的に削減していく案で、要するに市職員の退職金を確保してやめてもらう話で、これは大赤字がまた増えるなと思いました



その後も膠着状態が続いた後に、アカレンガ道庁は「夕張市の20年の財政再建計画」を提出して、これを総務省が受け入れて今の状態になりました



私はこのアカレンガ道庁の「夕張市の20年の財政再建計画」を確認しましたが、想定した人口が全く現実味がない多い人口で、「これは財政再建計画を作る為の全く現実味のない計画案」だと思いました



夕張市はこの当時も酷い高齢化でしたが、「この再建案なら人口流出が加速して脱出できない高齢者達が残る状況になるな」と思いました



その後に夕張市はお金がなくて「ゴミを燃やせない街」などの記事が出るくらい悲惨な状態で、先日のジョーブログ氏のYouTubeで廃墟だらけの街と動画で紹介されて、あまりの悲惨な状態に衝撃を受けました



私のこの「夕張市破綻」の感想は、「市長や市議や市職員が「粉飾会計」で破綻を10年誤魔化して、その後は破綻後に退職金を確保して脱出していった破綻処理」でアカレンガ道庁の「社会党主義」「官公労主義」「官尊民卑」の姿勢がよくわかる破綻処理でした



もちろん夕張市が国の政策に振り回されたのも事実で、「バリバリ夕張市」など絶好調の時もあって見本の街と言われていた時期もありましたが、環境の変化に適応できずに「粉飾会計」を行い大赤字で破綻しました



それから夕張市の大赤字の話も、総務省や北海道もある程度把握していたと思いますし、彼らにも「粉飾会計」を見抜けなかった責任はあるでしょう



それでもこの破綻処理は、その後のことを考えても酷すぎたと思います



余談ですが、この「夕張市破綻」の時の総務大臣が菅義偉前総理で、私は事務所に「粉飾会計の責任追及をするべきです」という内容のメールを何回か送っていましたが、対応には活かされなかったです



その後に北海道知事選に出馬予定の民主党のその当時は衆議院議員の荒井聡氏が、アメリカのウォール・ストリートジャーナルの夕張市の破綻は政府の責任だという質問をしました



これは北海道知事選前にアピールの質問で、自民党を追い込む意図があったと思います



その質問に菅義偉前総理は、「夕張市は大規模な粉飾会計を行なっていたので、夕張市の責任も大きい」と答弁して、荒井聡氏は反論できずに右往左往してしまったところで国会中継が終わりました



私はこの国会中継を見ながら、「おいおい、私のメールをそこで使うのかよ」と笑ってしまいましたが、まあ粉飾会計の話は私以外にも意見が沢山メールされていたと思います



この「夕張市破綻」をいろいろチェックしたことがありますその後のアメブロの「北海道の最悪欠陥システム」やライブドアブログの「アカのコングロマリット」「アカレンガ型システム」ブログを思いつくキッカケになりました



そして北海道は道内で解決できる問題は圧力や言論弾圧で処理できますが、全国規模になった問題ではお手上げ状態になるのも、この「夕張市破綻」で確認できました


今後とも北海道ブログをよろしくお願いいたします