10月31日に行われた衆院選も無事終わって、結果が出ましたが、私の予想よりは自民党が議席を獲得したと思います



各マスコミが今回の衆院選は、自民党が40議席以上減らして、単独で過半数行くか行かないと予想していましたが、私も自民党は30〜40議席を減らすと予想しました



なぜこのような状況になったかというと、立憲民主党の議席もかなり減って、それが下支えになったと思います



自民党の議席が公示前は276でしたが、今回の衆院選で261と15席減らしました



立憲民主党は、公示前は109が96議席と100議席割れの落ち込みで、これが大きかったと思います



そして野党では維新の会が、公示前は11議席が41議席と30議席も増えました



これは自民党と立憲民主党で減った議席が、維新の会に行ったということでしょう



それにしても今回の衆院選は、自民党にとっては逆風の選挙で、直前に誕生した岸田文雄政権も内閣人事が今ひとつで、私の結構厳しいなと思っていました



自民党は地方組織も弱体化していて、候補者の一本化ができないところも結構あって、野党共闘しているところは不利だと思っていました



これは立憲民主党にとっては追い風で、普通は議席数を伸ばせる選挙だと思います



これが立憲民主党がなぜこういう結果になったかを考えると、やはり「立憲共産党」騒動がまずは結構効いたと思います



元々立憲民主党と共産党の支持者同士は、長年仲が悪くそれをお互い我慢しての共闘でした



それが「立憲共産党」騒動で、我慢していたものが爆発した可能性はあります



また立憲民主党の新人議員の質が悪い問題もあって、今のネットではそういう話が全国に波及します



私がTwitterで見ていた状況では、話題になっていた立憲民主党の新人議員は、新潟5区の米山隆一氏と北海道6区の西川将人氏で、この2人の影響は結構全国の選挙区にあったと思います



米山隆一氏は新潟県知事時代に女子大生にハッピーメールで、お金を払って肉体関係になる「買春」で、知事を辞職した人で、ここ人を公認して出馬させたのは、悪い意味で話題になりました



新潟5区の選挙区では、米山隆一氏は室井佑月氏と結婚して奥さんの評判がよく、当選しました



ただ全国的には、この候補者選びはイメージが悪かったと思います



そして私はむしろこちらがすごい悪影響を与えたと思うのが北海道6区の西川将人氏の公認で、こちらは旭川少女いじめ凍死事件の市教委の調査中に市長を辞職しての衆院選出馬です



西川将人氏は旭川市長を15年もやっていて、旭川少女いじめ凍死事件が週刊文春にスクープされて、全国で大炎上してテレビ局の全国放送でも放送されて、本まで出版されました



当然全国から批判が殺到している旭川市で、市長が任期があるのに辞職して衆院選に出馬はする逃げたと思う人が多いでしょう



さらに立候補後に集まる批判を、西川将人氏や立憲民主党と共産党のに市議が誹謗中傷とデマという姿勢で対応して、市長の教育介入になるなど言い訳ばかりしていました



今の時代はSNSが普及しているので、こういう北海道6区の話は拡散されて、立憲民主党の候補者に悪影響を与えたと思います



立憲民主党の候補者が子育てや教育や安心の生活や女性の権利を有権者に訴えても、この旭川少女いじめ凍死事件の西川将人氏や旭川の野党市議の態度を見れば説得力はないです



これは立憲民主党の全国の候補者には悪影響で、旭川の事件を見れば立憲民主党の議員達は、まともに仕事ができないと思われたでしょう



こういう話もあって、立憲民主党はあの辻元清美氏も落選するなど大物候補者が落選して惨敗しました



せっかく自民党の岸田文雄政権の内閣人事で、評判が今ひとつで高市早苗氏に起用の仕方に批判もあった状況で、この惨敗は立憲民主党の自滅だと思います



そして一度「立憲共産党」路線に行った立憲民主党は、共産党支持者の組織票と選挙運動力の強力さで、共産党と離れることができなくなったと思います



衆院選後の立憲民主党は、福山哲郎幹事長の辞任や枝野幸男代表の辞任の話が出ていて、再編成に向かう流れになっています



あと衆院選の北海道での選挙区などの話は、別の記事で詳しく書く予定なので、よろしくお願いいたします