衆院選が決まって、現在の状況は自民党が苦戦と報道されて、自民党の対応もそれが伝わってきます



自民党内部では、自民党総裁選で岸田文雄総理が勝ったからこうなっている、高市早苗氏ならもっと支持されているという声も大きようです



私は自民党総裁選で衆院選に一番支持されるのは高市早苗氏だとブログで書きましたが、それでも衆院選は自民党は苦戦すると予想していました



それに高市早苗氏は、熱烈な支持者が多い反面、嫌う人も多いので自民党批判はさらに増えて、支持と不支持が両極端の雰囲気になっていたと思います



マスコミの支持率では自民党の数字が高く、野党の支持率が低い状況で、ネットではさらに自民党支持率が高くなります



この支持率の状況とは違い、現実の衆院選では自民党が苦戦の話が出てくるのは、選挙というものは個々の地域の勝負だということです



立憲民主党と共産党は、共闘を強化して候補者を一本化に動いている一方で、自民党の地方組織は混乱しているところが結構あって、候補者が分裂しているところが結構あります



自民党の地方組織の弱体化や当選3期までの若手議員の地方地盤作りの軽視の影響が出ているということでしょう



前にブログで書きましたが、自民党の3期までの当選3期までの若手議員達は圧倒的な人気を誇った安倍晋三政権時代に当選した人ばかりです



この若手議員達は、地方の自分の選挙区での地味な地盤作りはあまりしないで、自分の選挙区を軽視してきました



そうなると古くから活動している自民党議員や支持者と摩擦が起きて、分裂していきまとまっての選挙ができなくなっていきます



この影響はかなり大きいと思いますし、野党が候補者一本化したのに対して、自民党は分裂では勝てないのは当然です



そして自民党がもう1つ深刻な問題は、自民党と自民党支持者が国民に冷酷なイメージができていることです



これは私もTwitterなどで見ていて、実際自民党支持者とも揉めましたが、私の困ったフォロワーさん達が政府に国民一律現金給付を求めた時に自民党支持者が乞食がー無知がー自己責任がーと罵倒侮辱していました



これを見てブチ切れた私は、その当時の安倍晋三政権をガンガン批判して追い込み、他にも困った国民達が批判して安倍晋三政権の支持が一気になくなりました



またTwitterでの自民党支持率のカリスマの14万人以上フォロワーがいるアカウントが、「飲食店は3年以内で潰れるので、コロナの非常事態でも救済する必要がない」とツイートして、彼の信者の自民党支持者達が絶賛の嵐でした



私はこれを見て唖然として、それなら政府自体がいらないだろうと思いました



あと実際の自民党も、小泉進次郎環境相のレジ袋有料化で、レジの手間が増えて万引き被害がすごく増えて、スーパーやコンビニなどサービス業で働いている人達は、酷い目に遭いました



また西村康稔経済再生相の金融機関を使った飲食店いじめの動きも見つかって、未遂に終わりましたが国民は激怒していました



今の自民党はサービス業や飲食店関係にかなり嫌われていると思います



要するに自民党は、自分達の利権関係の業界や個人以外の普通の日本国民には冷酷だというイメージを持たれているということです



また菅義偉政権時代は、親中媚中の売国路線でアイヌ関係も熱心に推進していたので、普通の保守の人達も距離を置いています




安倍晋三政権時代は、圧倒的な支持をされていたのは、安倍晋三元総理が日本国民、日本を愛して守る保守というイメージがすごく強く、経済も民主党政権から一気に良くなったからです



それがコロナ禍が起きて、自民党政権の対応は国民一律現金給付を嫌がって、救済も融資ばかりで補償はしないで自粛要請ばかりという話になりました



これで自民党と自民党支持者は、日本国民に冷酷で自分達の利権関係以外に冷酷だというイメージになったと思います



それに対して岸田文雄新政権は、危機感があるようには見えず、西村康稔氏をコロナ対策の役職に起用したり、評判が悪かった茂木外務相を再任したりしました



さらに高市早苗氏は、あまり露出のない政調会長に起用して、高市早苗人気の活用も今ひとつでした



これでは起死回生の自民党復活にはならないと思います



この状況で自民党支持者は、野党批判がすごく増えていて、自民党絶対主義を強調して殺伐としています



これはさらに悪い流れで、普段野党がやっていることを自民党支持者も追い込まれてやっている状況で、当然黙って様子見している日本国民には支持されないでしょう



これから衆院選は投票日に向かっていきますが、自民党が何か有権者がブチ切れることをしたら、風が吹いて一気に自民党大敗の可能性もあると思っています



選挙の時だけいいことを言ってもコロナ禍で、国民に冷酷な対応をしたのを国民は冷静に見ています



そして最後に、私が今感じていることは、格闘王と言われた前田日明の新刊にも書かれていて、すごく参考になったので、その本を紹介します